2次方程式 ax2+bx+c=0 が異なる2つの実数解を持つ条件は、判別式 D=b2−4ac>0 である。 また、2つの解 α, β がともに負である条件は、 α+β<0 かつ αβ>0 である。 この問題では、a=1, b=−2(m−2), c=−m+14 である。 \begin{align*}
D &= (-2(m-2))^2 - 4(1)(-m+14) \\
&= 4(m^2 - 4m + 4) + 4m - 56 \\
&= 4m^2 - 16m + 16 + 4m - 56 \\
&= 4m^2 - 12m - 40 \\
&= 4(m^2 - 3m - 10)
\end{align*}
m2−3m−10>0 (m−5)(m+2)>0 したがって、m<−2 または m>5 である。 解と係数の関係より、
α+β=−ab=2(m−2) αβ=ac=−m+14 α+β<0 より、 2(m−2)<0 αβ>0 より、 −m+14>0 以上より、m<−2 または m>5 かつ m<2 かつ m<14 を満たす m の範囲を求める。 m<−2 または m>5 と m<2 の共通部分は m<−2 である。 さらに、m<14 との共通部分は m<−2 である。