フィボナッチ数列$\{F_n\}$が$F_{k+2} = F_k + F_{k+1}$, $F_1=1$, $F_2=1$で定義されるとき、以下の問いに答える。 (1) $A_n = F_{n+1} - \frac{1-\sqrt{5}}{2}F_n$で定義される数列$\{A_n\}$について、漸化式$A_{k+1} = \frac{1+\sqrt{5}}{2}A_k$が成り立つことを示す。 (2) 数列$\{A_n\}$の一般項を求める。 (3) $B_n = F_{n+1} - \frac{1+\sqrt{5}}{2}F_n$で定義される数列$\{B_n\}$について、漸化式$B_{k+1} = \frac{1-\sqrt{5}}{2}B_k$が成り立つことを示す。 (4) 数列$\{B_n\}$の一般項を求める。 (5) (2)と(4)の結果を用いてフィボナッチ数列$\{F_n\}$の一般項を求める。
2025/6/26
1. 問題の内容
フィボナッチ数列が, , で定義されるとき、以下の問いに答える。
(1) で定義される数列について、漸化式が成り立つことを示す。
(2) 数列の一般項を求める。
(3) で定義される数列について、漸化式が成り立つことを示す。
(4) 数列の一般項を求める。
(5) (2)と(4)の結果を用いてフィボナッチ数列の一般項を求める。
2. 解き方の手順
(1)
したがって、
(2)
は公比の等比数列。
(3)
したがって、
(4)
は公比の等比数列。
(5)
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)