$(1+2a+3a^2)^8$ の展開式における $a^2$ の項の係数を求める問題です。

代数学多項定理展開係数
2025/6/26

1. 問題の内容

(1+2a+3a2)8(1+2a+3a^2)^8 の展開式における a2a^2 の項の係数を求める問題です。

2. 解き方の手順

多項定理を利用します。(x1+x2+...+xm)n(x_1+x_2+...+x_m)^n の展開式における一般項は
n!p1!p2!...pm!x1p1x2p2...xmpm\frac{n!}{p_1!p_2!...p_m!} x_1^{p_1} x_2^{p_2} ... x_m^{p_m}
ここで、p1+p2+...+pm=np_1+p_2+...+p_m = nを満たす非負の整数 p1,p2,...,pmp_1, p_2, ..., p_m を考えます。
この問題では、(1+2a+3a2)8(1+2a+3a^2)^8 の展開式なので、x1=1x_1=1, x2=2ax_2=2a, x3=3a2x_3=3a^2, n=8n=8 となります。したがって、一般項は
8!p1!p2!p3!1p1(2a)p2(3a2)p3=8!p1!p2!p3!2p23p3ap2+2p3\frac{8!}{p_1!p_2!p_3!} 1^{p_1} (2a)^{p_2} (3a^2)^{p_3} = \frac{8!}{p_1!p_2!p_3!} 2^{p_2} 3^{p_3} a^{p_2+2p_3}
ここで、p1+p2+p3=8p_1+p_2+p_3=8 かつ p2+2p3=2p_2+2p_3=2 となるような非負の整数 p1,p2,p3p_1, p_2, p_3 の組み合わせを探します。
考えられる組み合わせは以下の通りです。
* p3=0p_3 = 0 のとき、p2=2p_2 = 2 となり、p1=820=6p_1 = 8 - 2 - 0 = 6。このときの項は 8!6!2!0!2230a2=8724a2=284a2=112a2\frac{8!}{6!2!0!} 2^2 3^0 a^2 = \frac{8 \cdot 7}{2} \cdot 4 \cdot a^2 = 28 \cdot 4 a^2 = 112 a^2
* p3=1p_3 = 1 のとき、p2=0p_2 = 0 となり、p1=801=7p_1 = 8 - 0 - 1 = 7。このときの項は 8!7!0!1!2031a2=83a2=24a2\frac{8!}{7!0!1!} 2^0 3^1 a^2 = 8 \cdot 3 a^2 = 24 a^2
したがって、a2a^2 の項の係数は 112+24=136112+24=136 となります。

3. 最終的な答え

136

「代数学」の関連問題

2次方程式 $x^2 - 2\sqrt{3}x + 2 = 0$ の2つの実数解のうち、小さい方を $a$、大きい方を $b$ とします。$w = (a + bi)^2$ と定め、$i$ は虚数単位で...

二次方程式複素数絶対値偏角解の公式
2025/6/27

与えられた二次方程式 $4 = x^2 + 4x + 1$ を解きます。

二次方程式解の公式平方根
2025/6/26

与えられた問題は3つあります。 * 問題2: $4a^2 + 4ab - 3b^2$ を因数分解する。 * 問題3: 連立不等式 $\begin{cases} 11x - 20 < 3(x+4...

因数分解連立不等式絶対値方程式
2025/6/26

式 $(2x+1)(2x-5) - (x-2)^2$ を展開し、整理した結果を求める問題です。

展開多項式整理
2025/6/26

与えられた4つの数学の問題を解く。 * 問題1: $(2x+1)(2x-5)-(x-2)^2$ を展開し、整理する。 * 問題2: $4a^2+4ab-3b^2$ を因数分解する。 * 問...

展開因数分解連立不等式絶対値方程式
2025/6/26

与えられた連立一次方程式を掃き出し法を用いて解き、解を列ベクトルで表します。問題は(1)と(2)の2つです。 (1) $x + 2y + 3z = 3$ $x + 3y + 4z = 4$ $2x +...

線形代数連立一次方程式掃き出し法線形方程式
2025/6/26

実数 $a$ を定数とする。2次方程式 $x^2 + 4ax + 8a^2 - 20a + 25 = 0$ が実数解を持つとき、$a$ の値とその時の解 $x$ を求める。

二次方程式判別式実数解
2025/6/26

問題は、式 $49x^2 - 70xy + 25y^2$ を因数分解することです。

因数分解完全平方式二次式
2025/6/26

2次関数グラフAをx軸方向に-2、y軸方向に+1平行移動するとグラフBになる。グラフBをx軸について対称移動するとグラフCになり、グラフCの式は$y = -2x^2 - 4x - 4$である。グラフA...

二次関数グラフの平行移動グラフの対称移動式の変換
2025/6/26

与えられた分数を簡約化する問題です。具体的には、以下の式を簡略化します。 $\frac{a}{1 + \frac{a}{b}}$

分数式の簡約化代数計算
2025/6/26