1個200円のリンゴと1個300円のナシを合わせて買ったところ、代金は2000円だった。どちらも少なくとも1個は買ったとする。リンゴの個数を求めたい。 ア:リンゴは3個以上買った。 イ:ナシは3個以上買った。 上記のア、イの情報のうち、どちらがあればリンゴの個数が分かるか。

代数学連立方程式文章問題不等式整数解
2025/6/27

1. 問題の内容

1個200円のリンゴと1個300円のナシを合わせて買ったところ、代金は2000円だった。どちらも少なくとも1個は買ったとする。リンゴの個数を求めたい。
ア:リンゴは3個以上買った。
イ:ナシは3個以上買った。
上記のア、イの情報のうち、どちらがあればリンゴの個数が分かるか。

2. 解き方の手順

リンゴの個数を xx、ナシの個数を yy とすると、次の式が成り立つ。
200x+300y=2000200x + 300y = 2000
両辺を100で割ると
2x+3y=202x + 3y = 20
アの情報がない場合、
x,y1x, y \ge 1 の整数であるから、
3y=202x3y = 20 - 2x より、202x20 - 2x は3の倍数である必要があり、
2x172x \le 17 より x8.5x \le 8.5 であるから、xx11 から 88 までの整数である。
x=1x = 1 のとき 3y=183y = 18 より y=6y = 6
x=4x = 4 のとき 3y=123y = 12 より y=4y = 4
x=7x = 7 のとき 3y=63y = 6 より y=2y = 2
したがって、リンゴの個数は1個、4個、7個の可能性がある。
アの情報がある場合、x3x \ge 3
x=4x = 4 のとき 3y=123y = 12 より y=4y = 4
x=7x = 7 のとき 3y=63y = 6 より y=2y = 2
したがって、リンゴの個数は4個、7個の可能性がある。
イの情報がない場合と同様に、y1y \ge 1 より
2x=203y2x = 20 - 3y より、203y20 - 3y は2の倍数である必要があり、
3y183y \le 18 より y6y \le 6 であるから、yy11 から 66 までの整数である。
y=2y = 2 のとき 2x=142x = 14 より x=7x = 7
y=4y = 4 のとき 2x=82x = 8 より x=4x = 4
y=6y = 6 のとき 2x=22x = 2 より x=1x = 1
したがって、リンゴの個数は1個、4個、7個の可能性がある。
イの情報がある場合、y3y \ge 3
y=4y = 4 のとき 2x=82x = 8 より x=4x = 4
y=6y = 6 のとき 2x=22x = 2 より x=1x = 1
したがって、リンゴの個数は1個、4個の可能性がある。
アとイの両方の情報がある場合、x3x \ge 3 かつ y3y \ge 3
x=4x = 4 のとき 3y=123y = 12 より y=4y = 4
これは条件を満たす。x=4,y=4x=4, y=4
x=7x = 7 のとき 3y=63y = 6 より y=2y = 2
これはy3y \ge 3を満たさない。
結論として、アとイの両方の情報があればリンゴの個数は4個と確定できる。アまたはイの情報だけではリンゴの個数は確定できない。
したがって、答えはCである。

3. 最終的な答え

C

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