この数列の各項は、部分分数分解を用いて計算できます。一般項を次のように分解します。
(3k−2)(3k+1)1=3k−2A+3k+1B 両辺に(3k−2)(3k+1)をかけると、 1=A(3k+1)+B(3k−2) k=32を代入すると、1=A(3⋅32+1)+B(0)より、1=3Aなので、A=31。 k=−31を代入すると、1=A(0)+B(3⋅(−31)−2)より、1=−3Bなので、B=−31。 したがって、
(3k−2)(3k+1)1=31(3k−21−3k+11) 与えられた数列の和を Sn とすると、 Sn=∑k=1n(3k−2)(3k+1)1=∑k=1n31(3k−21−3k+11) =31[(11−41)+(41−71)+(71−101)+⋯+(3n−21−3n+11)] この和は、隣り合う項が打ち消し合う、いわゆる「telescoping sum(望遠鏡和)」の形になります。
Sn=31(1−3n+11) Sn=31(3n+13n+1−1) Sn=31(3n+13n) Sn=3n+1n