この関数のグラフを描くために、以下の手順で解析します。
(1) 関数の定義域を確認する。
分母が x2+1 であり、これは常に正であるため、定義域はすべての実数です。 (2) 対称性を調べる。
f(x)=x2+13x とすると、 f(−x)=(−x)2+13(−x)=x2+1−3x=−f(x) となるため、この関数は奇関数であり、原点に関して対称です。
(3) 極値を求める。
導関数を求めます。
y′=(x2+1)23(x2+1)−3x(2x)=(x2+1)23x2+3−6x2=(x2+1)2−3x2+3=(x2+1)23(1−x2) y′=0 となるのは 1−x2=0 のときなので、x=±1。 x=1 のとき、y=12+13(1)=23。 x=−1 のとき、y=(−1)2+13(−1)=2−3。 したがって、極大値は (1,23)、極小値は (−1,−23) です。 (4) 変曲点を求める。
2階導関数を求めます。
y′′=dxd((x2+1)23−3x2)=(x2+1)4−6x(x2+1)2−(3−3x2)2(x2+1)(2x) y′′=(x2+1)3−6x(x2+1)−(3−3x2)(4x)=(x2+1)3−6x3−6x−12x+12x3=(x2+1)36x3−18x=(x2+1)36x(x2−3) y′′=0 となるのは x=0,x=±3 のとき。 x=0 のとき、y=0。 x=3 のとき、y=3+133=433。 x=−3 のとき、y=3+1−33=−433。 したがって、変曲点は (0,0), (3,433), (−3,−433) です。 (5) 漸近線を調べる。
x→∞ のとき、y→0 であり、x→−∞ のとき、y→0 であるため、y=0 (x軸) は漸近線です。