関数 $f(x) = x^3 + px^2 + qx + \frac{7}{2}$ および $g(x) = x^2 + 8x + r$ が与えられている。曲線 $y=f(x)$ を $C$, 放物線 $y=g(x)$ を $D$ とする。関数 $f(x)$ は $x=0$ と $x=1$ で極値を持つ。 (1) $f'(x)$ を求め、$f'(0) = f'(1) = 0$ を用いて、$p$ と $q$ の値を求める。そして、$f(x)$ の極大値と極小値を求める。 (2) 曲線 $C$ 上に点 $P(s, f(s))$ をとる。ただし、$s < 0$ とする。放物線 $D$ が点 $P$ を通り、点 $P$ における $C$ と $D$ の接線が一致するとする。このとき、$f(s) = g(s)$ と $f'(s) = g'(s)$ が成り立つ。$s$ と $r$ の値を求め、点 $P$ における $D$ の接線 $\ell$ の方程式を求める。 (3) $r$ の値を(2)で求めた値とし、$t$ は $0 < t < 1$ を満たす実数とする。放物線 $D$, (2) の直線 $\ell$, および2直線 $x = t-2, x = 2t-1$ で囲まれた二つの部分の面積の和を $S(t)$ とする。$S(t)$ を求め、$t$ が $0 < t < 1$ を満たして変化するとき、$S(t)$ が最小となる $t$ の値を求める。
2025/6/28
1. 問題の内容
関数 および が与えられている。曲線 を , 放物線 を とする。関数 は と で極値を持つ。
(1) を求め、 を用いて、 と の値を求める。そして、 の極大値と極小値を求める。
(2) 曲線 上に点 をとる。ただし、 とする。放物線 が点 を通り、点 における と の接線が一致するとする。このとき、 と が成り立つ。 と の値を求め、点 における の接線 の方程式を求める。
(3) の値を(2)で求めた値とし、 は を満たす実数とする。放物線 , (2) の直線 , および2直線 で囲まれた二つの部分の面積の和を とする。 を求め、 が を満たして変化するとき、 が最小となる の値を求める。
2. 解き方の手順
(1)
まず、 を微分して、 を求める。
問題文より、 は と で極値を持つので、 かつ である。
を代入すると、 より、
したがって、
となるのは と である。
より、 で極大値をとる。
より、 で極小値をとる。
(2)
より、
より、
または
より、
を に代入する。
点 における接線 の方程式は
(3)
なので、 であり、接線 は である。
は、放物線 と直線 および直線 と で囲まれた二つの部分の面積の和である。
放物線と直線の交点を求める。
積分範囲は と である。
S(t) = \frac{7}{3} - \frac{81t^3 +t^2-t+ \frac{2t-16t}{9}
$6-88+\- t2
3. 最終的な答え
(1) ア:3, イ:-3, ウ:0, エオ:-3, カ:2, キ:0
ク:7/2, ケ:3, コ:3
(2) サシ:-1, ス:8
セ:6, ソ:7
(3) タ:1, チ:3, ツ:1, テ:3
トナ:3, ニ:√3, ヌ:3, ネ:3
したがって、