与えられた問題は2つあります。 (1) $x > 0$ のとき、不等式 $\log(x+1) < x$ を証明すること。 (2) $a$ を定数とするとき、方程式 $\log x - x = a$ と $xe^x = a$ の異なる実数解の個数を求めること。
2025/6/28
1. 問題の内容
与えられた問題は2つあります。
(1) のとき、不等式 を証明すること。
(2) を定数とするとき、方程式 と の異なる実数解の個数を求めること。
2. 解き方の手順
(1) 不等式 の証明
関数 を考えます。 において、 であることを示すことが目標です。
まず、 です。
次に、 の導関数を求めます。
のとき、 であるため、 は で単調増加です。
したがって、 において、 となります。
よって、 が成り立ちます。
(2) 方程式 の実数解の個数
関数 を考えます。定義域は です。
となるのは のときです。
のとき、 であり、 のとき、 です。
したがって、 で は極大値をとり、その値は です。
であり、 です。
よって、 のグラフと のグラフの交点の個数が、方程式 の実数解の個数となります。
- のとき、実数解は 0 個
- のとき、実数解は 1 個
- のとき、実数解は 2 個
(3) 方程式 の実数解の個数
関数 を考えます。
となるのは のときです。
のとき、 であり、 のとき、 です。
したがって、 で は極小値をとり、その値は です。
であり、 です。
のグラフと のグラフの交点の個数が、方程式 の実数解の個数となります。
- のとき、実数解は 0 個
- のとき、実数解は 1 個
- のとき、実数解は 2 個
- のとき、実数解は 1 個
3. 最終的な答え
(1) の証明は上記参照。
(2) の実数解の個数:
- のとき、0個
- のとき、1個
- のとき、2個
(3) の実数解の個数:
- のとき、0個
- のとき、1個
- のとき、2個
- のとき、1個