8人を部屋A, B、またはグループA, Bに分ける場合の数を求める問題です。 (1) 8人を2つの部屋A, Bに入れる方法。ただし、誰も入らない部屋があっても良い。 (2) 8人を2つのグループA, Bに分ける方法。 (3) 8人を2つのグループに分ける方法。
2025/6/28
1. 問題の内容
8人を部屋A, B、またはグループA, Bに分ける場合の数を求める問題です。
(1) 8人を2つの部屋A, Bに入れる方法。ただし、誰も入らない部屋があっても良い。
(2) 8人を2つのグループA, Bに分ける方法。
(3) 8人を2つのグループに分ける方法。
2. 解き方の手順
(1) 8人を2つの部屋A, Bに入れる方法
一人一人がA, Bのどちらかの部屋に入る方法を考える。各人について2通りの選択肢があるので、8人全体では 通りの方法がある。
誰も入らない部屋があっても良いので、 通り。
(2) 8人を2つのグループA, Bに分ける方法
(1)と同様に、一人一人がA, Bのどちらかのグループに入る方法を考える。各人について2通りの選択肢があるので、8人全体では 通りの方法がある。
ただし、全員がAに入る場合と全員がBに入る場合は、それぞれ「全員がA」、「全員がB」という分け方になる。これらはA, B両方のグループに人がいるという条件に反するので、この2通りを引く必要がある。よって、 通り。
(3) 8人を2つのグループに分ける方法
(2)ではグループにA, Bという名前が付いているので、Aに人、Bに人という分け方と、Aに人、Bに人という分け方は区別された。しかし、単に2つのグループに分ける場合、この2つは同じ分け方とみなされる。したがって、(2)で求めた数から、A, Bが区別できない場合を考慮して、2で割る必要がある。
ただし、(2)で引いた2通り(全員がAまたは全員がB)は、ここでは考えない。なぜなら、少なくとも1人は各グループにいないといけないからである。
具体的に計算する前に、(2)の254通りの分け方において、各グループに少なくとも1人がいるという条件を満たしている。したがって、(2)の結果である254通りの分け方を2で割れば良いことになる。しかし、これは整数にならないので、注意が必要である。
まず、(2)で求めた254通りの分け方は、Aに人、Bに人と分ける分け方と、Aに人、Bに人と分ける分け方を含んでいる。ただし、の場合、すなわちの場合には、これらの2つの分け方は異なるものとして数えられている。一方、の場合、すなわちAとBに4人ずつ分かれる場合には、この分け方は1回しか数えられていない。
そこで、の場合を除いた分け方を2で割り、最後にの場合の分け方を足し合わせる。の場合の分け方は、通りである。
したがって、A, Bの区別をなくすと、(2)で求めた254通りのうち、である分け方は、通りである。これらの分け方は、A, Bの区別をなくすと、通りとなる。
したがって、求める分け方は、通りとなる。
ここで、なので、空のグループを許容する場合は、となり、これを2で割ると127となる。空のグループを許容しない場合は、。
グループに少なくとも1人いる必要があるので、空のグループは許容されない。したがって、2つのグループに分ける方法の数は、通りである。
3. 最終的な答え
(1) 256通り
(2) 254通り
(3) 127通り