与えられた多項式Aを多項式Bで割ったときの商と余りを求める問題です。具体的には、以下の4つの問題があります。 (1) $A = x^2 + 7x + 10$, $B = x + 2$ (2) $A = x^2 - 3x - 5$, $B = 2x - 2$ (3) $A = x^3 + 5x - 6$, $B = x - 1$ (4) $A = 1 - 2a + 6a^2 + 4a^3$, $B = 1 + 2a$

代数学多項式割り算余り因数分解
2025/6/28

1. 問題の内容

与えられた多項式Aを多項式Bで割ったときの商と余りを求める問題です。具体的には、以下の4つの問題があります。
(1) A=x2+7x+10A = x^2 + 7x + 10, B=x+2B = x + 2
(2) A=x23x5A = x^2 - 3x - 5, B=2x2B = 2x - 2
(3) A=x3+5x6A = x^3 + 5x - 6, B=x1B = x - 1
(4) A=12a+6a2+4a3A = 1 - 2a + 6a^2 + 4a^3, B=1+2aB = 1 + 2a

2. 解き方の手順

多項式の割り算を行います。
(1) A=x2+7x+10A = x^2 + 7x + 10, B=x+2B = x + 2
筆算または組立除法により、x2+7x+10x^2 + 7x + 10x+2x + 2 で割ります。
x2+7x+10=(x+2)(x+5)x^2 + 7x + 10 = (x+2)(x+5) と因数分解できるので、商は x+5x+5, 余りは 00 です。
(2) A=x23x5A = x^2 - 3x - 5, B=2x2B = 2x - 2
筆算または x23x5=(2x2)(12x1)7x^2 - 3x - 5 = (2x-2)(\frac{1}{2}x-1) - 7より、商は 12x1\frac{1}{2}x-1, 余りは 7-7です。
(3) A=x3+5x6A = x^3 + 5x - 6, B=x1B = x - 1
筆算または組立除法により、x3+5x6x^3 + 5x - 6x1x - 1 で割ります。
x3+5x6=(x1)(x2+x+6)x^3 + 5x - 6 = (x-1)(x^2+x+6) となるので、商は x2+x+6x^2 + x + 6, 余りは 00です。
(4) A=12a+6a2+4a3A = 1 - 2a + 6a^2 + 4a^3, B=1+2aB = 1 + 2a
筆算または組立除法により、4a3+6a22a+14a^3 + 6a^2 - 2a + 12a+12a + 1 で割ります。
4a3+6a22a+1=(2a+1)(2a2+2a2)+34a^3 + 6a^2 - 2a + 1 = (2a + 1)(2a^2 + 2a - 2) + 3となるので、商は 2a2+2a22a^2 + 2a - 2, 余りは 33です。

3. 最終的な答え

(1) 商: x+5x+5, 余り: 00
(2) 商: 12x1\frac{1}{2}x - 1, 余り: 7-7
(3) 商: x2+x+6x^2 + x + 6, 余り: 00
(4) 商: 2a2+2a22a^2 + 2a - 2, 余り: 33

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