行列 A の変形過程から P1,P2,P3 を求める。 * 最初の変形:
A=−300001910→−300010901 これは2行目と3行目を入れ替える操作に対応する。この操作を行う基本行列は、単位行列の2行目と3行目を入れ替えたものなので、
P1=100001010 * 次の変形:
−300010901→100010−301 これは1行目を-1/3倍する操作に対応する。この操作を行う基本行列は、単位行列の1行目を-1/3倍したものなので、
P2=−1/300010001 * 最後の変形:
100010−301→100010001 これは1行目に3行目の3倍を加える操作に対応する。この操作を行う基本行列は、単位行列の1行目に3行目の3倍を加えたものなので、
P3=100010301 したがって、A=P1P2P3 を変形すると I=P3−1P2−1P1−1A となる。与えられた変形は、P3−1P2−1P1−1 を左からかける操作に対応している。したがって、A=P1P2P3 ではなく、I=P3P2P1Aが成り立つので、求める基本行列は逆順になる。つまり、P1は最初の変形に対応し、P2は次の変形に対応し、P3は最後の変形に対応する。同様に、Q1,Q2,Q3を求める。 行列 B の変形過程から Q1,Q2,Q3 を求める。 * 最初の変形:
B=−410200001→−210100001 これは1行目を1/2倍する操作に対応する。この操作を行う基本行列は、単位行列の1行目を1/2倍したものなので、
Q1=1/200010001 * 次の変形:
−210100001→010100001 これは1行目に2行目の2倍を加える操作に対応する。この操作を行う基本行列は、単位行列の1行目に2行目の2倍を加えたものなので、
Q2=100210001 * 最後の変形:
010100001→100010001 これは1行目と2行目を入れ替える操作に対応する。この操作を行う基本行列は、単位行列の1行目と2行目を入れ替えたものなので、
Q3=010100001 したがって、P1, P2, P3 および Q1, Q2, Q3 は以下のようになる。 P1=−1/300010001, P2=001010100, P3=100010−301 Q1=1/200010001, Q2=100210001, Q3=010100001