(1) 円 $x^2 + y^2 = 13$ 上の点 $(3, 2)$ における接線の方程式を求めよ。また、円外の点 $(5, 1)$ から引いた接線の方程式を求めよ。 (2) 円 $(x - 2)^2 + (y + 3)^2 = 5$ の接線で、傾きが $2$ である直線の方程式を求めよ。

幾何学接線方程式
2025/6/28

1. 問題の内容

(1) 円 x2+y2=13x^2 + y^2 = 13 上の点 (3,2)(3, 2) における接線の方程式を求めよ。また、円外の点 (5,1)(5, 1) から引いた接線の方程式を求めよ。
(2) 円 (x2)2+(y+3)2=5(x - 2)^2 + (y + 3)^2 = 5 の接線で、傾きが 22 である直線の方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2 上の点 (x1,y1)(x_1, y_1) における接線の方程式は x1x+y1y=r2x_1 x + y_1 y = r^2 である。
したがって、円 x2+y2=13x^2 + y^2 = 13 上の点 (3,2)(3, 2) における接線の方程式は 3x+2y=133x + 2y = 13 となる。
次に、円外の点 (5,1)(5, 1) から引いた接線の方程式を求める。
接線を y1=m(x5)y - 1 = m(x - 5) とおく。
これは y=mx5m+1y = mx - 5m + 1 と変形できる。
この直線と円 x2+y2=13x^2 + y^2 = 13 が接するので、円の中心 (0,0)(0, 0) と直線 mxy5m+1=0mx - y - 5m + 1 = 0 の距離が円の半径 13\sqrt{13} に等しい。
点と直線の距離の公式より、
m(0)(0)5m+1m2+(1)2=13\frac{|m(0) - (0) - 5m + 1|}{\sqrt{m^2 + (-1)^2}} = \sqrt{13}
5m+1m2+1=13\frac{|-5m + 1|}{\sqrt{m^2 + 1}} = \sqrt{13}
両辺を2乗して、
(5m+1)2=13(m2+1)(-5m + 1)^2 = 13(m^2 + 1)
25m210m+1=13m2+1325m^2 - 10m + 1 = 13m^2 + 13
12m210m12=012m^2 - 10m - 12 = 0
6m25m6=06m^2 - 5m - 6 = 0
(2m3)(3m+2)=0(2m - 3)(3m + 2) = 0
m=32,23m = \frac{3}{2}, -\frac{2}{3}
したがって、接線の方程式は y=32x5(32)+1y = \frac{3}{2} x - 5(\frac{3}{2}) + 1y=23x5(23)+1y = -\frac{2}{3} x - 5(-\frac{2}{3}) + 1 となる。
整理すると y=32x132y = \frac{3}{2} x - \frac{13}{2}y=23x+133y = -\frac{2}{3} x + \frac{13}{3} となる。
つまり 3x2y13=03x - 2y - 13 = 02x+3y13=02x + 3y - 13 = 0 となる。
(2)
(xa)2+(yb)2=r2(x - a)^2 + (y - b)^2 = r^2 の接線のうち、傾きが mm の直線の方程式は
yb=m(xa)±r1+m2y - b = m(x - a) \pm r\sqrt{1 + m^2} である。
(x2)2+(y+3)2=5(x - 2)^2 + (y + 3)^2 = 5 の接線で、傾きが 22 である直線の方程式は
y+3=2(x2)±51+22y + 3 = 2(x - 2) \pm \sqrt{5} \sqrt{1 + 2^2}
y+3=2x4±55y + 3 = 2x - 4 \pm \sqrt{5} \sqrt{5}
y+3=2x4±5y + 3 = 2x - 4 \pm 5
y=2x7±5y = 2x - 7 \pm 5
したがって、接線の方程式は y=2x2y = 2x - 2y=2x12y = 2x - 12 となる。

3. 最終的な答え

(1)
ア: 3x+2y=133x + 2y = 13
イ: 3x2y13=0,2x+3y13=03x - 2y - 13 = 0, 2x + 3y - 13 = 0
(2)
ウ: y=2x2,y=2x12y = 2x - 2, y = 2x - 12

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