点O, A, Bが一直線上にない。$\vec{OA}=\vec{a}, \vec{OB}=\vec{b}, \vec{OC}=\vec{b}-\vec{a}, \vec{OD}=\vec{a}+\vec{b}, \vec{OE}=\vec{a}-\vec{b}$である。線分OAを$x:(1-x)$に内分する点をPとする。直線PCと直線OBの交点をQ、直線QDと直線ABの交点をRとする。 (1) $\vec{OQ}$を$x, \vec{b}$を用いて表せ。 (2) $\vec{OR}$を$x, \vec{a}, \vec{b}$を用いて表せ。 (3) 直線REと直線OAとの交点がPと一致するとき、$x$の値を求めよ。 (4) $OA=OB=1, \angle AOB=60^\circ$のとき、$PQ^2$の値を求めよ(ただし、$x$は(3)で求めた値とする)。
2025/7/6
1. 問題の内容
点O, A, Bが一直線上にない。である。線分OAをに内分する点をPとする。直線PCと直線OBの交点をQ、直線QDと直線ABの交点をRとする。
(1) をを用いて表せ。
(2) をを用いて表せ。
(3) 直線REと直線OAとの交点がPと一致するとき、の値を求めよ。
(4) のとき、の値を求めよ(ただし、は(3)で求めた値とする)。
2. 解き方の手順
(1) Qは直線OB上にあるので、とおける。
Qは直線PC上にあるので、 と表せる。ここでである。
したがって、
とは一次独立なので、かつ
より、
よって、
(2) Rは直線AB上にあるので、とおける。
Rは直線QD上にあるので、
とは一次独立なので、かつ
を代入して、
(3) 。
Pが直線RE上にあるので、と表せる。
なので、かつ
を変形すると、
に代入すると、
より、
(4)
、なので
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4) 、ただし
を代入すると