塩化カリウム(KCl)は水100gに対して、20℃で34g、80℃で51g溶けると仮定します。 (1) 40℃のKCl飽和溶液の質量パーセント濃度は29%です。40℃でKClは水100gに対して何g溶けるかを求めます。 (2) 質量パーセント濃度が10%のKCl水溶液100gには、20℃でさらに何gのKClが溶けるかを求めます。
2025/6/28
はい、承知いたしました。
1. 問題の内容
塩化カリウム(KCl)は水100gに対して、20℃で34g、80℃で51g溶けると仮定します。
(1) 40℃のKCl飽和溶液の質量パーセント濃度は29%です。40℃でKClは水100gに対して何g溶けるかを求めます。
(2) 質量パーセント濃度が10%のKCl水溶液100gには、20℃でさらに何gのKClが溶けるかを求めます。
2. 解き方の手順
(1) 40℃におけるKClの溶解度を求める。
40℃のKCl飽和溶液の質量パーセント濃度が29%であることから、溶液の質量を100gとすると、KClの質量は29g、水の質量は71gであることがわかります。
したがって、水100gに溶けるKClの質量をx (g)とすると、
これを解くと、
したがって、40℃で水100gに溶けるKClの質量は約40.85gです。
(2) 10%のKCl水溶液100gに20℃でさらに何gのKClが溶けるかを求める。
10%のKCl水溶液100gには、KClが10g、水が90g含まれています。20℃におけるKClの溶解度は水100gに対して34gであることから、水90gに溶けるKClの質量をy (g)とすると、
これを解くと、
したがって、水90gには20℃で30.6gのKClが溶けることがわかります。
もともと10gのKClが溶けているので、さらに溶けるKClの質量は、
したがって、20℃でさらに溶けるKClの質量は20.6gです。
3. 最終的な答え
(1) 40.9 g
(2) 20.6 g