関数 $y = \log{\frac{2}{x+2}}$ を微分する問題です。

解析学微分対数関数合成関数の微分
2025/6/28

1. 問題の内容

関数 y=log2x+2y = \log{\frac{2}{x+2}} を微分する問題です。

2. 解き方の手順

まず、対数の性質を使って関数を簡単にします。
log2x+2=log2log(x+2)\log{\frac{2}{x+2}} = \log{2} - \log{(x+2)}
次に、この関数を微分します。
ddx(log2log(x+2))\frac{d}{dx} (\log{2} - \log{(x+2)})
log2\log{2} は定数なので、微分すると0になります。
ddxlog2=0\frac{d}{dx} \log{2} = 0
log(x+2)\log{(x+2)} の微分は、合成関数の微分を使います。
ddxlog(x+2)=1x+2ddx(x+2)=1x+21=1x+2\frac{d}{dx} \log{(x+2)} = \frac{1}{x+2} \cdot \frac{d}{dx}(x+2) = \frac{1}{x+2} \cdot 1 = \frac{1}{x+2}
したがって、
ddx(log2log(x+2))=01x+2=1x+2\frac{d}{dx} (\log{2} - \log{(x+2)}) = 0 - \frac{1}{x+2} = -\frac{1}{x+2}

3. 最終的な答え

1x+2-\frac{1}{x+2}

「解析学」の関連問題

与えられた7つの関数の極限値を求める問題です。 (1) $\lim_{x \to 1} \frac{\log x - x + 1}{(x-1)^2}$ (2) $\lim_{x \to \infty}...

極限ロピタルの定理微分対数関数三角関数
2025/6/28

関数 $y = \frac{1}{\sqrt{1-x}}$ の $n=4$ のマクローリン展開を求めます。

マクローリン展開テイラー展開導関数近似
2025/6/28

次の関数を微分せよ。 (1) $y = \tan^{-1}\frac{x-1}{x+1}$ (2) $y = \sin^{-1}(e^{-x^2})$ (3) $y = \tan^{-1}(e^x +...

微分逆三角関数合成関数の微分
2025/6/28

問題6の(1)、(2)、(3)の極限を計算する。 (1) $\lim_{x \to 0} \frac{\sin x}{\sin 2x}$ (2) $\lim_{x \to 0} \frac{\tan ...

極限三角関数
2025/6/28

与えられた6つの関数をそれぞれ微分する問題です。 (1) $\cos(4x)$ (2) $x \sin x$ (3) $\sin x \cos x$ (4) $\cos(\sin x)$ (5) $\...

微分三角関数合成関数の微分積の微分
2025/6/28

画像には2つの問題があります。 (ii) 関数 $f(x) = \log(1+x)$ の $x=0$ における $n$ 次のテイラー展開を、剰余項も含めて求める。 (12) 関数 $\cos x$ の...

テイラー展開マクローリン展開剰余項微分対数関数三角関数
2025/6/28

問題は2つあります。 (1) $f(x) = \log(1+x)$ の $x=0$ における $n$ 次のテイラー展開を、剰余項も含めて求めよ。 (2) $\cos x$ の有限マクローリン展開とラグ...

テイラー展開マクローリン展開剰余項微分
2025/6/28

与えられた問題は2つあります。 (ii) $f(x) = \log(1+x)$ の $x=0$ における $n$ 次のテイラー展開を剰余項も含めて求めよ。 (12) $\cos x$ の有限マクローリ...

テイラー展開マクローリン展開剰余項微分
2025/6/28

与えられた逆三角関数の値を求めます。具体的には、以下の9つの値を求める問題です。 (1) $\sin^{-1}(\frac{1}{2})$ (2) $\sin^{-1}(-\frac{1}{2})$ ...

逆三角関数三角関数関数の値
2025/6/28

与えられた数列の和を計算する問題です。数列の一般項は $\sqrt{k+3} - \sqrt{k+2}$ であり、$k$ が1から $n$ まで変化するときの総和を求めます。すなわち、 $$ \sum...

数列級数テレスコーピング和和の計算
2025/6/28