直角三角形ABCがあり、AB = 8cm, BC = 10cm, ∠B = 90°である。点PがAを出発し、毎秒2cmの速さでAB上またはBC上を移動しCに到達する。点PがAを出発してからx秒後の△APCの面積をy cm²とする。 (1) 点Pが辺AB上にあるときのxの変域とyをxの式で表す。 (2) 点Pが辺BC上にあるときのxの変域とyをxの式で表す。 (3) △APCの面積が20cm²になるのは何秒後かすべて求める。

幾何学三角形面積一次関数移動
2025/6/28

1. 問題の内容

直角三角形ABCがあり、AB = 8cm, BC = 10cm, ∠B = 90°である。点PがAを出発し、毎秒2cmの速さでAB上またはBC上を移動しCに到達する。点PがAを出発してからx秒後の△APCの面積をy cm²とする。
(1) 点Pが辺AB上にあるときのxの変域とyをxの式で表す。
(2) 点Pが辺BC上にあるときのxの変域とyをxの式で表す。
(3) △APCの面積が20cm²になるのは何秒後かすべて求める。

2. 解き方の手順

(1) 点Pが辺AB上にあるとき
* xの変域:点PがAからBまで移動する時間である。ABの長さは8cmであり、速さは毎秒2cmなので、 0x40 \le x \le 4
* yをxの式で表す:
* AP = 2x
* △APCの面積yは、三角形ABCの面積から三角形BPCの面積を引いたものである。
* △ABCの面積 = 12×8×10=40\frac{1}{2} \times 8 \times 10 = 40
* BP = 8 - 2x
* △BPCの面積 = 12×(82x)×10=5(82x)=4010x\frac{1}{2} \times (8 - 2x) \times 10 = 5(8 - 2x) = 40 - 10x
* よって、y=40(4010x)=10xy = 40 - (40 - 10x) = 10x
(2) 点Pが辺BC上にあるとき
* xの変域:点PがBからCまで移動する時間である。BCの長さは10cmであり、速さは毎秒2cmなので、Bに着くのは4秒後、Cに着くのは4+5=9秒後である。よって、4x94 \le x \le 9
* yをxの式で表す:
* BP = 2(x-4) = 2x - 8
* PC = 10 - (2x - 8) = 18 - 2x
* △APCの面積yは、三角形ABCの面積から三角形ABPの面積を引いたものである。
* △ABCの面積 = 12×8×10=40\frac{1}{2} \times 8 \times 10 = 40
* △ABPの面積 = 12×8×(2x8)=4(2x8)=8x32\frac{1}{2} \times 8 \times (2x - 8) = 4(2x - 8) = 8x - 32
* よって、y=40(8x32)=728xy = 40 - (8x - 32) = 72 - 8x
(3) △APCの面積が20cm²になるのは何秒後か
* 点PがAB上にあるとき:y=10x=20y = 10x = 20x=2x = 2。 これは 0x40 \le x \le 4 を満たすので、解の1つである。
* 点PがBC上にあるとき:y=728x=20y = 72 - 8x = 208x=528x = 52x=528=132=6.5x = \frac{52}{8} = \frac{13}{2} = 6.5。 これは 4x94 \le x \le 9 を満たすので、解の1つである。

3. 最終的な答え

(1) xの変域:0x40 \le x \le 4, y = 10x
(2) xの変域:4x94 \le x \le 9, y = 72 - 8x
(3) 2秒後と6.5秒後

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