三角形ABCの辺AB, BC, CAの中点の座標がそれぞれ(0, 2), (2, -2), (3, 1)であるとき、3つの頂点A, B, Cの座標を求める問題です。

幾何学座標幾何三角形中点
2025/6/28

1. 問題の内容

三角形ABCの辺AB, BC, CAの中点の座標がそれぞれ(0, 2), (2, -2), (3, 1)であるとき、3つの頂点A, B, Cの座標を求める問題です。

2. 解き方の手順

Aの座標を(xA,yA)(x_A, y_A)、Bの座標を(xB,yB)(x_B, y_B)、Cの座標を(xC,yC)(x_C, y_C)とします。
辺ABの中点の座標は(xA+xB2,yA+yB2)\left(\frac{x_A+x_B}{2}, \frac{y_A+y_B}{2}\right)であり、これが(0, 2)に等しいので、
xA+xB2=0\frac{x_A+x_B}{2} = 0
yA+yB2=2\frac{y_A+y_B}{2} = 2
となります。これらから
xA+xB=0x_A+x_B = 0 (1)
yA+yB=4y_A+y_B = 4 (2)
が得られます。
同様に、辺BCの中点の座標は(xB+xC2,yB+yC2)\left(\frac{x_B+x_C}{2}, \frac{y_B+y_C}{2}\right)であり、これが(2, -2)に等しいので、
xB+xC2=2\frac{x_B+x_C}{2} = 2
yB+yC2=2\frac{y_B+y_C}{2} = -2
となります。これらから
xB+xC=4x_B+x_C = 4 (3)
yB+yC=4y_B+y_C = -4 (4)
が得られます。
また、辺CAの中点の座標は(xC+xA2,yC+yA2)\left(\frac{x_C+x_A}{2}, \frac{y_C+y_A}{2}\right)であり、これが(3, 1)に等しいので、
xC+xA2=3\frac{x_C+x_A}{2} = 3
yC+yA2=1\frac{y_C+y_A}{2} = 1
となります。これらから
xC+xA=6x_C+x_A = 6 (5)
yC+yA=2y_C+y_A = 2 (6)
が得られます。
(1), (3), (5)の式を足し合わせると
2(xA+xB+xC)=0+4+6=102(x_A+x_B+x_C) = 0 + 4 + 6 = 10
xA+xB+xC=5x_A+x_B+x_C = 5
これと(3)の式から
xA=(xA+xB+xC)(xB+xC)=54=1x_A = (x_A+x_B+x_C) - (x_B+x_C) = 5 - 4 = 1
(1)の式から xB=xA=1x_B = -x_A = -1
(5)の式から xC=6xA=61=5x_C = 6 - x_A = 6 - 1 = 5
同様に、(2), (4), (6)の式を足し合わせると
2(yA+yB+yC)=44+2=22(y_A+y_B+y_C) = 4 - 4 + 2 = 2
yA+yB+yC=1y_A+y_B+y_C = 1
これと(4)の式から
yA=(yA+yB+yC)(yB+yC)=1(4)=5y_A = (y_A+y_B+y_C) - (y_B+y_C) = 1 - (-4) = 5
(2)の式から yB=4yA=45=1y_B = 4 - y_A = 4 - 5 = -1
(6)の式から yC=2yA=25=3y_C = 2 - y_A = 2 - 5 = -3
したがって、A(1, 5), B(-1, -1), C(5, -3)となります。

3. 最終的な答え

A(1, 5), B(-1, -1), C(5, -3)

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