初項2、公差3の等差数列を、第 $n$ 群に $n$ 個の数が入るように群に分ける。 (1) 第 $n$ 群の最初の数を $n$ の式で表す。 (2) 第 $n$ 群に入るすべての数の和を求める。

代数学数列等差数列群数列和の公式
2025/6/28

1. 問題の内容

初項2、公差3の等差数列を、第 nn 群に nn 個の数が入るように群に分ける。
(1) 第 nn 群の最初の数を nn の式で表す。
(2) 第 nn 群に入るすべての数の和を求める。

2. 解き方の手順

(1) 第 nn 群の最初の数を求める。
各群の項数を見ると、第1群は1個、第2群は2個、第3群は3個、…、第 nn 群は nn 個となっている。
したがって、第 nn 群の最初の数は、初項から数えて 1+2+3++(n1)+11 + 2 + 3 + \cdots + (n-1) + 1 番目の項となる。
1+2+3++(n1)=(n1)n21 + 2 + 3 + \cdots + (n-1) = \frac{(n-1)n}{2} なので、第 nn 群の最初の数は、(n1)n2+1\frac{(n-1)n}{2} + 1 番目の項である。
初項2、公差3の等差数列の一般項は an=2+(n1)3=3n1a_n = 2 + (n-1)3 = 3n - 1 である。
したがって、第 nn 群の最初の数は、3((n1)n2+1)1=3n(n1)2+31=3n23n2+2=3n23n+423(\frac{(n-1)n}{2} + 1) - 1 = \frac{3n(n-1)}{2} + 3 - 1 = \frac{3n^2 - 3n}{2} + 2 = \frac{3n^2 - 3n + 4}{2} である。
(2) 第 nn 群に入るすべての数の和を求める。
nn 群の最初の数は 3n23n+42\frac{3n^2 - 3n + 4}{2} であり、第 nn 群には nn 個の数が入っているので、第 nn 群の最後の数は、3n23n+42+(n1)×3=3n23n+4+6n62=3n2+3n22\frac{3n^2 - 3n + 4}{2} + (n-1) \times 3 = \frac{3n^2 - 3n + 4 + 6n - 6}{2} = \frac{3n^2 + 3n - 2}{2} である。
したがって、第 nn 群に入るすべての数の和は、
n2(3n23n+42+3n2+3n22)=n2(6n2+22)=n(3n2+1)2=3n3+n2\frac{n}{2} \left( \frac{3n^2 - 3n + 4}{2} + \frac{3n^2 + 3n - 2}{2} \right) = \frac{n}{2} \left( \frac{6n^2 + 2}{2} \right) = \frac{n(3n^2 + 1)}{2} = \frac{3n^3 + n}{2} である。

3. 最終的な答え

(1) 第 nn 群の最初の数: 3n23n+42\frac{3n^2 - 3n + 4}{2}
(2) 第 nn 群に入るすべての数の和: 3n3+n2\frac{3n^3 + n}{2}

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