この数列は、等差数列と等比数列の積の形をしているため、等比数列の公比をかけて引く方法を用います。
Sn=4⋅1+7⋅4+10⋅42+13⋅43+⋯+(3n+1)⋅4n−1 次に、Sn に公比 4 をかけた 4Sn を書きます。 4Sn=4⋅4+7⋅42+10⋅43+⋯+(3n−2)⋅4n−1+(3n+1)⋅4n Sn から 4Sn を引くと、 Sn−4Sn=4⋅1+(7−4)⋅4+(10−7)⋅42+(13−10)⋅43+⋯+((3n+1)−(3n−2))⋅4n−1−(3n+1)⋅4n −3Sn=4+3⋅4+3⋅42+3⋅43+⋯+3⋅4n−1−(3n+1)⋅4n −3Sn=4+3(4+42+43+⋯+4n−1)−(3n+1)⋅4n 括弧の中は、初項 4、公比 4、項数 n−1 の等比数列の和なので、 4+42+43+⋯+4n−1=4−14(4n−1−1)=34(4n−1−1)=34n−4 したがって、
−3Sn=4+3⋅34n−4−(3n+1)⋅4n=4+4n−4−(3n+1)⋅4n=4n−(3n+1)⋅4n=−3n⋅4n Sn=−3−3n⋅4n=n⋅4n ただし、上記は n≥2 の場合です。 n=1 のとき、S1=4⋅1=4 であり、1⋅41=4 なので、n=1 の場合も成立します。