偏導関数とは、多変数関数をある一つの変数について微分するとき、他の変数を定数として扱うことで得られる導関数です。
関数 f(x,y) について: * x で偏微分すると、∂x∂f=2xy となります。 * y で偏微分すると、∂y∂f=x2 となります。 関数 g(x,y) について: * x で偏微分すると、積の微分公式を利用します。 ∂x∂g=∂x∂((x+y)ex)=∂x∂(x+y)ex+(x+y)∂x∂ex=1⋅ex+(x+y)ex=ex+xex+yex=(x+y+1)ex となります。 * y で偏微分すると、∂y∂g=∂y∂((x+y)ex)=ex∂y∂(x+y)=ex⋅1=ex となります。