自然数 $n$ に対して、$n^2 - 20n + 91$ の値が素数となるような $n$ を全て求める問題です。

代数学因数分解素数二次式整数の性質
2025/6/29

1. 問題の内容

自然数 nn に対して、n220n+91n^2 - 20n + 91 の値が素数となるような nn を全て求める問題です。

2. 解き方の手順

与えられた式を因数分解します。
n220n+91=(n7)(n13)n^2 - 20n + 91 = (n - 7)(n - 13)
この値が素数になるためには、因数のどちらか一方が1でなければなりません。
(i) n7=1n - 7 = 1 の場合
n=8n = 8 となり、n13=813=5n - 13 = 8 - 13 = -5 なので、
(n7)(n13)=1×(5)=5(n - 7)(n - 13) = 1 \times (-5) = -5
素数は正である必要があるので、この場合は不適です。
(ii) n13=1n - 13 = 1 の場合
n=14n = 14 となり、n7=147=7n - 7 = 14 - 7 = 7 なので、
(n7)(n13)=7×1=7(n - 7)(n - 13) = 7 \times 1 = 7
7は素数なので、n=14n = 14 は条件を満たします。
(iii) n7=1n - 7 = -1 の場合
n=6n = 6 となり、n13=613=7n - 13 = 6 - 13 = -7 なので、
(n7)(n13)=1×(7)=7(n - 7)(n - 13) = -1 \times (-7) = 7
7は素数なので、n=6n = 6 は条件を満たします。
(iv) n13=1n - 13 = -1 の場合
n=12n = 12 となり、n7=127=5n - 7 = 12 - 7 = 5 なので、
(n7)(n13)=5×(1)=5(n - 7)(n - 13) = 5 \times (-1) = -5
素数は正である必要があるので、この場合は不適です。
したがって、素数になる自然数 nn は6と14です。

3. 最終的な答え

n=6,14n = 6, 14

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