問題は、図2において、x軸上に点Cがあり、そのx座標は-4である。2点C, Pを通る直線をmとし、直線mとy軸の交点をQとする。 (1) 点Pが点Aに一致するとき、直線mの式をア~エの中から選ぶ。 (2) △PBCがPB=PCの二等辺三角形になるとき、四角形OBPQの面積を求める。

幾何学座標平面直線の方程式二等辺三角形面積
2025/6/29

1. 問題の内容

問題は、図2において、x軸上に点Cがあり、そのx座標は-4である。2点C, Pを通る直線をmとし、直線mとy軸の交点をQとする。
(1) 点Pが点Aに一致するとき、直線mの式をア~エの中から選ぶ。
(2) △PBCがPB=PCの二等辺三角形になるとき、四角形OBPQの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 点Pが点Aに一致する場合、直線mは点C(-4, 0)と点A(0, 14)を通る。直線mの式をy=ax+by=ax+bとすると、
点Cを通るので、0=4a+b0=-4a+b
点Aを通るので、14=b14=b
よって、0=4a+140=-4a+144a=144a=14a=144=72=3.5a=\frac{14}{4}=\frac{7}{2}=3.5
したがって、直線mの式はy=3.5x+14y=3.5x+14なので、選択肢のエのy=3x+14y=3x+14が最も近い。
しかし、図を見ると直線の傾きは3より大きそうなので、もう少し検討する。
選択肢の中に直線はy=2x+12y=2x+12, y=2x+14y=2x+14, y=3x+12y=3x+12, y=3x+14y=3x+14がある。
点C(-4, 0)を通るので、0=2(4)+12=40=2(-4)+12=4 (不適)、0=2(4)+14=60=2(-4)+14=6 (不適)、0=3(4)+12=00=3(-4)+12=0 (適)、0=3(4)+14=20=3(-4)+14=2 (不適)
よって、y=3x+12y=3x+12は点Cを通る。また、y軸との交点は(0, 12)となる。点A(0, 14)に近いのはy=3x+14y=3x+14である。
(2) △PBCがPB=PCの二等辺三角形になる時を考える。点Bの座標を求める。PB=PCなので、点Pは線分BCの中点を通るx軸に垂直な直線上にある。
点Cのx座標は-4なので、点Bのx座標をbとすると、Pのx座標は4+b2\frac{-4+b}{2}である。
直線mは点C(-4, 0)を通る。
点Pのy座標は、点Aと点Bの中間くらいなので、y座標は7とする。
点Pを通るので、y=ax+12より、7=a(4+b2)+127=a(\frac{-4+b}{2})+12a=10(4+b)a=\frac{-10}{(-4+b)}
PB=PCなので、点Pのx座標をtとすると、PB=(tb)2+72\sqrt{(t-b)^2+7^2}, PC=(t+4)2+72\sqrt{(t+4)^2+7^2}
よって、(tb)2+72=(t+4)2+72(t-b)^2+7^2=(t+4)^2+7^2(tb)2=(t+4)2(t-b)^2=(t+4)^2tb=(t+4)t-b=-(t+4)2t=b42t=b-4, t=b42t=\frac{b-4}{2}
m=y=3x+12m=y=3x+12として計算する。
C(-4, 0), B(4, 0), P(0, 6), Q(0, 12)
四角形OBPQの面積は、三角形OBQの面積 - 三角形OBPの面積 = 124121246=2412=12\frac{1}{2}*4*12 - \frac{1}{2}*4*6= 24-12=12
y=3x+12y=3x+12のとき、C(-4, 0), Q(0, 12)
Pのy座標を求める。PB=PCPB=PCより、点Pのx座標は0。P(0,12)P(0, 12)
面積を求める。OBQ=12412=24△OBQ=\frac{1}{2}*4*12=24PBC=12812=48△PBC=\frac{1}{2}*8*12=48
点Bのx座標は4。Q(0, 12), P(0, 6), O(0,0)四角形OBPQの面積=12OB(OP+OQ)=124(6+12)=36\frac{1}{2}*OB*(OP+OQ)=\frac{1}{2}*4*(6+12)=36

3. 最終的な答え

(1) ウ
(2) 36

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