公比が正の等比数列$\{a_n\}$があり、$a_1=2$, $a_6=8$を満たしている。また、等差数列$\{b_n\}$があり、$b_3=25$, $b_5+b_6=40$を満たしている。数列$\{b_n\}$の初項から第$n$項までの和を$S_n$とする。 (1) 数列$\{a_n\}$の一般項$a_n$を$n$を用いて表せ。 (2) 数列$\{b_n\}$の一般項$b_n$を$n$を用いて表せ。また、$S_n$を最大にする自然数$n$を$M$とする。$M$, $S_M$の値をそれぞれ求めよ。 (3) $a_n > 2025$を満たす最小の自然数$n$を$N$とする。$N$の値を求めよ。また、このとき、$\sum_{k=1}^{N} \frac{1}{b_k b_{k+1}}$を求めよ。
2025/6/29
1. 問題の内容
公比が正の等比数列があり、, を満たしている。また、等差数列があり、, を満たしている。数列の初項から第項までの和をとする。
(1) 数列の一般項をを用いて表せ。
(2) 数列の一般項をを用いて表せ。また、を最大にする自然数をとする。, の値をそれぞれ求めよ。
(3) を満たす最小の自然数をとする。の値を求めよ。また、このとき、を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 等比数列について、,であるから、
と表せる。
より、。
したがって、。
よって、。
(2) 等差数列について、, であるから、
と表せる。
。
。
2つの式を連立して解く。
より、。
より、, よって。
より、。
したがって、。
。
。
したがって、を最大にするはであり、。
(3) となる最小の自然数をとする。
。
両辺の底を2とする対数を取ると、。
なので、は11より少し小さい。
と仮定すると、より、, 。
。
。
したがって、。
より一般的な方法:と部分分数分解する
.
しかし.
3. 最終的な答え
(1)
(2) ,
(3) ,