大人6人、子供4人の合計10人の中から4人を選ぶとき、以下の確率を求めます。 (1) 大人が2人、子供が2人選ばれる確率。 (2) 全員子供が選ばれる確率。

確率論・統計学確率組み合わせ
2025/6/29

1. 問題の内容

大人6人、子供4人の合計10人の中から4人を選ぶとき、以下の確率を求めます。
(1) 大人が2人、子供が2人選ばれる確率。
(2) 全員子供が選ばれる確率。

2. 解き方の手順

(1) 大人が2人、子供が2人選ばれる確率
まず、10人から4人を選ぶ場合の総数を計算します。これは組み合わせの問題なので、10C4_{10}C_4で表されます。
10C4=10!4!(104)!=10!4!6!=10×9×8×74×3×2×1=210_{10}C_4 = \frac{10!}{4!(10-4)!} = \frac{10!}{4!6!} = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 210
次に、大人6人から2人を選ぶ場合の数を計算します。これは6C2_{6}C_2で表されます。
6C2=6!2!(62)!=6!2!4!=6×52×1=15_{6}C_2 = \frac{6!}{2!(6-2)!} = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
同様に、子供4人から2人を選ぶ場合の数を計算します。これは4C2_{4}C_2で表されます。
4C2=4!2!(42)!=4!2!2!=4×32×1=6_{4}C_2 = \frac{4!}{2!(4-2)!} = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
したがって、大人が2人、子供が2人選ばれる場合の数は 15×6=9015 \times 6 = 90 となります。
求める確率は、90210=37\frac{90}{210} = \frac{3}{7}となります。
(2) 全員子供が選ばれる確率
子供4人から4人を選ぶ場合の数を計算します。これは4C4_{4}C_4で表されます。
4C4=4!4!(44)!=4!4!0!=1_{4}C_4 = \frac{4!}{4!(4-4)!} = \frac{4!}{4!0!} = 1
したがって、全員子供が選ばれる場合の数は1となります。
求める確率は、1210\frac{1}{210}となります。

3. 最終的な答え

(1) 大人が2人、子供が2人選ばれる確率: 37\frac{3}{7}
(2) 全員子供が選ばれる確率: 1210\frac{1}{210}

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