1つのサイコロを3回投げるとき、5以上の目が2回以上出る確率を求める問題です。

確率論・統計学確率サイコロ二項分布
2025/7/3

1. 問題の内容

1つのサイコロを3回投げるとき、5以上の目が2回以上出る確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、1回の試行で5以上の目が出る確率を計算します。サイコロの目は1から6まであり、5以上の目は5と6の2つなので、5以上の目が出る確率は 26=13\frac{2}{6} = \frac{1}{3} です。 5以上の目が出ない確率は 113=231 - \frac{1}{3} = \frac{2}{3} です。
3回中2回5以上の目が出る場合と、3回とも5以上の目が出る場合の確率をそれぞれ計算し、それらを足し合わせることで、求める確率を得ることができます。
(i) 3回中2回5以上の目が出る確率:
3回中2回5以上の目が出る組み合わせは、3C2 = 3通りあります。それぞれの組み合わせにおいて、5以上の目が2回出て、それ以外の目が1回出る確率は、
13×13×23=227\frac{1}{3} \times \frac{1}{3} \times \frac{2}{3} = \frac{2}{27}
これが3通りあるので、確率は
3×227=6273 \times \frac{2}{27} = \frac{6}{27}
(ii) 3回中3回5以上の目が出る確率:
3回とも5以上の目が出る確率は、
13×13×13=127\frac{1}{3} \times \frac{1}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{27}
したがって、求める確率は、(i)と(ii)の確率を足し合わせて、
627+127=727\frac{6}{27} + \frac{1}{27} = \frac{7}{27}

3. 最終的な答え

727\frac{7}{27}

「確率論・統計学」の関連問題

サイコロを繰り返し投げ、出た目の数を加えていく。合計が4以上になったところで終了する。終了するまでに投げる回数の期待値を求める。

期待値確率サイコロ
2025/7/3

18本のくじの中に何本か当たりくじが入っています。1本引くと、当たりなら3点、はずれなら-1点がもらえます。得点の期待値が1以上になるためには、当たりくじが何本以上必要か求めます。

期待値確率不等式
2025/7/3

あるゲームに、初級、中級、上級の3つのコースがあり、各コースで勝つ確率はそれぞれ $\frac{2}{3}$, $\frac{1}{2}$, $\frac{1}{5}$ です。初級、中級、上級のコース...

期待値確率意思決定
2025/7/3

あるゲームには初級、中級、上級のコースがあり、各コースでの勝利確率はそれぞれ $\frac{2}{3}$, $\frac{1}{2}$, $\frac{1}{5}$ である。初級、中級、上級コースで勝...

期待値確率算数
2025/7/3

ジョーカー1枚を含む53枚のトランプから、カードを戻さずに1枚ずつ引くとき、10枚目にジョーカーが出る確率を求める。

確率期待値トランプ
2025/7/3

サイコロを1回振るゲームにおいて、1の目が出たら2点、2か3の目が出たら1点、その他の目が出たら0点を得る。このゲームを1回行うときの得点の期待値を求める。

期待値確率サイコロ
2025/7/3

ジョーカーを除く52枚のトランプから1枚引くとき、点数表に従って点数を付ける。点数が2点と4点になる確率、及び点数の期待値を求める。ただし、確率は約分しない。

確率期待値トランプ
2025/7/3

赤球が4個、白球が5個入った合計9個の球が入っている袋から、同時に2個の球を取り出すとき、取り出した赤球の個数の期待値と白球の個数の期待値をそれぞれ求める。

期待値確率組み合わせ
2025/7/3

袋の中に赤球が6個、白球が3個、合計9個の球が入っている。この袋から球を1個ずつ続けて2個取り出す。取り出した球は元に戻さないとき、1個目が白球で2個目が赤球である確率を求めよ。

確率条件付き確率球の取り出し
2025/7/3

1個のサイコロを投げて出る目を確率変数 $X$ とします。このとき、以下の確率変数の期待値、分散、標準偏差を求めます。 (1) $X + 4$ (2) $-2X$ (3) $3X - 2$

確率変数期待値分散標準偏差サイコロ
2025/7/3