2次方程式 $x^2 + 2x + 4 = 0$ の2つの解を $\alpha, \beta$ とするとき、$\alpha^3 + \beta^3$ の値を求める。

代数学二次方程式解と係数の関係式の展開解の性質
2025/6/29

1. 問題の内容

2次方程式 x2+2x+4=0x^2 + 2x + 4 = 0 の2つの解を α,β\alpha, \beta とするとき、α3+β3\alpha^3 + \beta^3 の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、解と係数の関係から、α+β\alpha + \betaαβ\alpha \beta の値を求める。
与えられた2次方程式 x2+2x+4=0x^2 + 2x + 4 = 0 において、解と係数の関係より、
α+β=2\alpha + \beta = -2
αβ=4\alpha \beta = 4
次に、α3+β3\alpha^3 + \beta^3(α+β)(\alpha + \beta)(αβ)(\alpha \beta) を用いて表す。
α3+β3=(α+β)33αβ(α+β)\alpha^3 + \beta^3 = (\alpha + \beta)^3 - 3\alpha\beta(\alpha + \beta)
ここで、得られた α+β=2\alpha + \beta = -2αβ=4\alpha \beta = 4 を上記の式に代入する。
α3+β3=(2)33(4)(2)\alpha^3 + \beta^3 = (-2)^3 - 3(4)(-2)
α3+β3=8(24)\alpha^3 + \beta^3 = -8 - (-24)
α3+β3=8+24\alpha^3 + \beta^3 = -8 + 24
α3+β3=16\alpha^3 + \beta^3 = 16

3. 最終的な答え

α3+β3=16\alpha^3 + \beta^3 = 16

「代数学」の関連問題

兄と妹が最初に持っていた本の冊数の合計は190冊である。その後、兄が5冊、妹が3冊買ったところ、兄の持っている本の冊数が妹の持っている本の冊数の2倍になった。兄と妹が最初に持っていた本の冊数をそれぞれ...

連立方程式文章問題方程式
2025/6/29

$\frac{a}{b} = \frac{c}{d}$のとき、$\frac{c^2+2d^2}{a^2+2b^2} = \frac{2c^2+d^2}{2a^2+b^2}$が成り立つことを証明する問題...

比例式等式の証明分数式
2025/6/29

放物線 $y = x^2 - 4x + 4$ をどのように平行移動すると、放物線 $y = x^2 + 2x - 1$ に重なるかを求める問題です。

二次関数平行移動平方完成頂点
2025/6/29

連立方程式 $\begin{cases} x-y=6 \\ 2x+y=3a \end{cases}$ の解 $x, y$ が $x:y=3:1$ を満たすとき、$a$ の値とこの連立方程式の解を求めよ...

連立方程式方程式の解
2025/6/29

等比数列 $\{a_n\}$ において、第3項が45、第5項が405である。このとき、初項 $a$ と公比 $r$ を求め、一般項 $a_n$ を求める。また、初項が-5、公比が-5の等比数列 $\{...

数列等比数列一般項初項公比
2025/6/29

$a+b+c=0$ のとき、$a^2+b^2+c^2=2a(a+b)+2b(b+c)+2c(c+a)$ を証明する。

式の証明等式代入式の展開
2025/6/29

与えられた問題は、対数の積 $\log_4 5 \cdot \log_5 8$ を計算することです。

対数底の変換公式対数計算
2025/6/29

関数 $f(x) = ax^2 + 4ax + a^2 + 1$ が $-4 \leq x \leq 1$ の範囲で最大値7をとる時、定数 $a$ の値を求めよ。

二次関数最大値平方完成二次方程式場合分け
2025/6/29

次の和 $S$ を求めます。 $S = \frac{1}{3 \cdot 7} + \frac{1}{7 \cdot 11} + \frac{1}{11 \cdot 15} + \cdots + \f...

数列部分分数分解シグマtelescoping sum
2025/6/29

問題83の(1)から(4)と、例題15を解きます。 問題83は、絶対値を含む方程式と不等式を解く問題です。 例題15は、$|x| + |x-4| = 6$を解く問題です。

絶対値方程式不等式場合分け
2025/6/29