兄と妹が最初に持っていた本の冊数の合計は190冊である。その後、兄が5冊、妹が3冊買ったところ、兄の持っている本の冊数が妹の持っている本の冊数の2倍になった。兄と妹が最初に持っていた本の冊数をそれぞれ求めよ。

代数学連立方程式文章問題方程式
2025/6/29

1. 問題の内容

兄と妹が最初に持っていた本の冊数の合計は190冊である。その後、兄が5冊、妹が3冊買ったところ、兄の持っている本の冊数が妹の持っている本の冊数の2倍になった。兄と妹が最初に持っていた本の冊数をそれぞれ求めよ。

2. 解き方の手順

まず、兄が最初に持っていた本の冊数を xx 冊、妹が最初に持っていた本の冊数を yy 冊とします。
問題文より、以下の2つの式が立てられます。
x+y=190x + y = 190
兄が5冊、妹が3冊買った後の冊数は、それぞれ x+5x + 5 冊、y+3y + 3 冊となるので、
x+5=2(y+3)x + 5 = 2(y + 3)
これらの連立方程式を解きます。
最初の式から y=190xy = 190 - x を得ます。
これを2番目の式に代入します。
x+5=2(190x+3)x + 5 = 2(190 - x + 3)
x+5=2(193x)x + 5 = 2(193 - x)
x+5=3862xx + 5 = 386 - 2x
3x=3813x = 381
x=127x = 127
y=190x=190127=63y = 190 - x = 190 - 127 = 63
したがって、兄が最初に持っていた本の冊数は127冊、妹が最初に持っていた本の冊数は63冊です。

3. 最終的な答え

兄:127冊、妹:63冊

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