数列 $\frac{1-r^n}{1+r^n}$ の極限を、以下の4つの場合について求める。 (1) $r > 1$ (2) $r = 1$ (3) $|r| < 1$ (4) $r < -1$
2025/6/29
1. 問題の内容
数列 の極限を、以下の4つの場合について求める。
(1)
(2)
(3)
(4)
2. 解き方の手順
(1) の場合:
分子と分母を で割ると、
より なので、
(2) の場合:
したがって、
(3) の場合:
より なので、
(4) の場合:
のとき、 は振動し、極限値を持たない。
なので、 は が偶数のとき正、奇数のとき負となる。
は発散し、振動するため、 とはならない。
したがって、 は存在しない。
3. 最終的な答え
(1) のとき、
(2) のとき、
(3) のとき、
(4) のとき、極限は存在しない