袋の中に赤玉が4個、白玉が5個入っている。この袋から同時に2個の玉を取り出すとき、以下の確率を求める。 (1) 赤玉1個、白玉1個が出る確率 (2) 2個とも赤玉が出る確率

確率論・統計学確率組み合わせ事象赤玉白玉
2025/6/29

1. 問題の内容

袋の中に赤玉が4個、白玉が5個入っている。この袋から同時に2個の玉を取り出すとき、以下の確率を求める。
(1) 赤玉1個、白玉1個が出る確率
(2) 2個とも赤玉が出る確率

2. 解き方の手順

まず、2個の玉を取り出す場合の総数を求める。
袋の中には合計9個の玉が入っているので、9個から2個を選ぶ組み合わせを計算する。これは組み合わせの公式を用いて求められる。
9C2=9!2!(92)!=9!2!7!=9×82×1=36_{9}C_{2} = \frac{9!}{2!(9-2)!} = \frac{9!}{2!7!} = \frac{9 \times 8}{2 \times 1} = 36
したがって、2個の玉の取り出し方は36通り。
(1) 赤玉1個、白玉1個が出る確率
赤玉1個を取り出す組み合わせは 4C1=4_{4}C_{1} = 4 通り。
白玉1個を取り出す組み合わせは 5C1=5_{5}C_{1} = 5 通り。
したがって、赤玉1個、白玉1個を取り出す組み合わせは 4×5=204 \times 5 = 20 通り。
求める確率は、(赤玉1個、白玉1個を取り出す組み合わせ) / (2個の玉を取り出す総数) で求められる。
P(赤1, 白1)=2036=59P(\text{赤1, 白1}) = \frac{20}{36} = \frac{5}{9}
(2) 2個とも赤玉が出る確率
赤玉4個から2個を取り出す組み合わせは 4C2_{4}C_{2} で求められる。
4C2=4!2!(42)!=4!2!2!=4×32×1=6_{4}C_{2} = \frac{4!}{2!(4-2)!} = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
したがって、2個とも赤玉を取り出す組み合わせは6通り。
求める確率は、(2個とも赤玉を取り出す組み合わせ) / (2個の玉を取り出す総数) で求められる。
P(赤2)=636=16P(\text{赤2}) = \frac{6}{36} = \frac{1}{6}

3. 最終的な答え

(1) 赤玉1個、白玉1個が出る確率は 59\frac{5}{9}
(2) 2個とも赤玉が出る確率は 16\frac{1}{6}

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