1日平均1人の死亡事故なので、3日間では平均3人の死亡事故が起こると考えられる。
ポアソン分布に従うと仮定する。
ポアソン分布の確率質量関数は、
P(X=k)=k!e−λλk ここで、Xは事象の発生回数、kは実際に発生した回数、λは平均発生回数である。 この問題の場合、λ=3 である。 (1) 会社が儲ける場合、支払う保険金が、受け取る保険料より少ない場合である。
3日間で、受け取る保険料は 1000000×3×10=30000000 円である。 支払う保険金は、1人あたり1000万円なので、
0人の場合:0円
1人の場合:1000万円
2人の場合:2000万円
3人の場合:3000万円
儲けるのは、3人以下の死亡事故の場合である。
0人の場合、P(X=0)=0!e−330=e−3 1人の場合、P(X=1)=1!e−331=3e−3 2人の場合、P(X=2)=2!e−332=29e−3 3人の場合、P(X=3)=3!e−333=627e−3=29e−3 P(X≤3)=P(X=0)+P(X=1)+P(X=2)+P(X=3)=e−3+3e−3+29e−3+29e−3=e−3(1+3+29+29)=e−3(4+9)=13e−3 e≈2.72なので、e−3≈2.7231≈20.051≈0.0498 13e−3≈13×0.0498≈0.6474 (2) 損得なしの場合、支払う保険金の合計が、受け取る保険料の合計と等しい場合である。
つまり、死亡事故が3件の場合である。
P(X=3)=3!e−333=627e−3=29e−3≈29×0.0498≈0.2241 (3) 損をする場合、支払う保険金が、受け取る保険料より多い場合である。
これは、4人以上の死亡事故の場合である。
P(X>3)=1−P(X≤3)=1−13e−3≈1−0.6474=0.3526