数直線上を点Pが以下の規則で移動する。 * 最初は原点Oから正の向きに1進む。 * 次に負の向きに $\frac{1}{2^2}$ 進む。 * 次に正の向きに $\frac{1}{2^4}$ 進む。 * 次に負の向きに $\frac{1}{2^6}$ 進む。 この運動を無限に繰り返すとき、点Pが近づいていく点の座標を求める。
2025/6/29
1. 問題の内容
数直線上を点Pが以下の規則で移動する。
* 最初は原点Oから正の向きに1進む。
* 次に負の向きに 進む。
* 次に正の向きに 進む。
* 次に負の向きに 進む。
この運動を無限に繰り返すとき、点Pが近づいていく点の座標を求める。
2. 解き方の手順
点Pの座標を順に書き出すと以下のようになる。
1. $1$
2. $1 - \frac{1}{2^2} = 1 - \frac{1}{4}$
3. $1 - \frac{1}{2^2} + \frac{1}{2^4} = 1 - \frac{1}{4} + \frac{1}{16}$
4. $1 - \frac{1}{2^2} + \frac{1}{2^4} - \frac{1}{2^6} = 1 - \frac{1}{4} + \frac{1}{16} - \frac{1}{64}$
これは初項1、公比 の無限等比級数である。
無限等比級数の和の公式は のとき、
である。ここで、 は初項、 は公比である。
この問題では、、 なので、