全部で9個のものがあるとき、それを2個、2個、2個、3個の4つの組に分ける方法は何通りあるかを求める問題です。

離散数学組み合わせ順列場合の数組み合わせ論
2025/6/29

1. 問題の内容

全部で9個のものがあるとき、それを2個、2個、2個、3個の4つの組に分ける方法は何通りあるかを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、9個のものから2個を選ぶ組み合わせの数を計算します。これは 9C2_9C_2 で表されます。
次に、残りの7個から2個を選ぶ組み合わせの数を計算します。これは 7C2_7C_2 で表されます。
さらに、残りの5個から2個を選ぶ組み合わせの数を計算します。これは 5C2_5C_2 で表されます。
最後に、残った3個は1つの組となります。これは 3C3_3C_3 で表されます。
これらの組み合わせをすべて掛け合わせると、
9C2×7C2×5C2×3C3=9!2!7!×7!2!5!×5!2!3!×3!3!0!=9!2!2!2!3!_9C_2 \times _7C_2 \times _5C_2 \times _3C_3 = \frac{9!}{2!7!} \times \frac{7!}{2!5!} \times \frac{5!}{2!3!} \times \frac{3!}{3!0!} = \frac{9!}{2!2!2!3!}
となります。
ただし、2個の組が3つあるため、それらの並び順を考慮する必要があります。3つの組の並び順は3!通りなので、この分だけ重複して数えています。そのため、3!で割る必要があります。
したがって、求める組み合わせの数は
9!2!2!2!3!3!=3628806×2×2×2×6=362880288=1260\frac{9!}{2!2!2!3!3!} = \frac{362880}{6 \times 2 \times 2 \times 2 \times 6} = \frac{362880}{288} = 1260
となります。

3. 最終的な答え

1260通り

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