ある放物線を、y軸に関して対称移動し、さらにx軸方向に-2、y軸方向に1だけ平行移動したところ、放物線 $y = x^2 + 6x + 10$ になった。もとの放物線の方程式を求めよ。

代数学放物線平行移動対称移動二次関数平方完成
2025/6/29

1. 問題の内容

ある放物線を、y軸に関して対称移動し、さらにx軸方向に-2、y軸方向に1だけ平行移動したところ、放物線 y=x2+6x+10y = x^2 + 6x + 10 になった。もとの放物線の方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた放物線 y=x2+6x+10y = x^2 + 6x + 10 を平方完成する。
y=x2+6x+9+1y = x^2 + 6x + 9 + 1
y=(x+3)2+1y = (x+3)^2 + 1
次に、逆の操作を行う。
(1) x軸方向に-2、y軸方向に1だけ平行移動した結果が y=(x+3)2+1y = (x+3)^2 + 1 なので、平行移動する前の放物線は、x軸方向に+2、y軸方向に-1だけ平行移動すればよい。つまり、
y+1=(x+2+3)2+1y + 1 = (x+2+3)^2 + 1
y=(x+5)2y = (x+5)^2
(2) y軸に関して対称移動する前の放物線は、xxx-x で置き換えればよい。
y=(x+5)2=((x5))2=(x5)2y = (-x+5)^2 = (-(x-5))^2 = (x-5)^2
したがって、もとの放物線は y=(x5)2y = (x-5)^2 である。
展開すると、
y=x210x+25y = x^2 - 10x + 25

3. 最終的な答え

y=x210x+25y = x^2 - 10x + 25

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