円 $x^2 + y^2 = 4$ と直線 $y = x + 3$ の共有点の個数を求める。

幾何学直線共有点点と直線の距離
2025/6/29

1. 問題の内容

x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 と直線 y=x+3y = x + 3 の共有点の個数を求める。

2. 解き方の手順

円の中心から直線までの距離 dd を求め、円の半径 rr と比較する。
- d<rd < r のとき、共有点は2個
- d=rd = r のとき、共有点は1個
- d>rd > r のとき、共有点は0個
まず、円 x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 の中心は (0,0)(0, 0)、半径は r=4=2r = \sqrt{4} = 2 である。
次に、直線 y=x+3y = x + 3xy+3=0x - y + 3 = 0 と変形する。
(0,0)(0, 0) から直線 xy+3=0x - y + 3 = 0 までの距離 dd は、点と直線の距離の公式を用いて計算できる。
d=Ax0+By0+CA2+B2d = \frac{|Ax_0 + By_0 + C|}{\sqrt{A^2 + B^2}}
ここで、A=1,B=1,C=3,x0=0,y0=0A = 1, B = -1, C = 3, x_0 = 0, y_0 = 0 であるから、
d=10+(1)0+312+(1)2=32=32d = \frac{|1 \cdot 0 + (-1) \cdot 0 + 3|}{\sqrt{1^2 + (-1)^2}} = \frac{|3|}{\sqrt{2}} = \frac{3}{\sqrt{2}}
d=322d = \frac{3\sqrt{2}}{2}
ここで、r=2r = 2 なので、ddrr の大小を比較する。
32231.41424.24222.121\frac{3\sqrt{2}}{2} \approx \frac{3 \cdot 1.414}{2} \approx \frac{4.242}{2} \approx 2.121
したがって、d=322>2=rd = \frac{3\sqrt{2}}{2} > 2 = r である。

3. 最終的な答え

共有点の個数は0個

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