正十二角形の12個の頂点から3点を選んで三角形を作ります。 (ア)できる三角形の総数 (1)正三角形の数 (2)直角三角形の数 (3)二等辺三角形の数(正三角形を含む) をそれぞれ求めます。
2025/6/29
1. 問題の内容
正十二角形の12個の頂点から3点を選んで三角形を作ります。
(ア)できる三角形の総数
(1)正三角形の数
(2)直角三角形の数
(3)二等辺三角形の数(正三角形を含む)
をそれぞれ求めます。
2. 解き方の手順
(ア)できる三角形の総数
12個の頂点から3つを選ぶ組み合わせなので、
したがって、できる三角形の総数は220個です。
(1)正三角形の数
正十二角形の頂点から正三角形を作るには、3頂点がそれぞれ4つずつ頂点を飛ばした位置にある必要があります。
例えば、頂点1, 5, 9を結ぶと正三角形になります。
同様に、頂点2, 6, 10; 3, 7, 11; 4, 8, 12 も正三角形になります。
したがって、正三角形は4個です。
(2)直角三角形の数
正十二角形に内接する直角三角形は、斜辺が正十二角形の直径になる必要があります。
直径となるのは、対角線で結ばれた頂点です。正十二角形なので、対角線は6本あります。
直径を決めたとき、残りの頂点は10個あります。
例えば、頂点1と7を結ぶと直径になります。このとき、残りの頂点2~6, 8~12のどれを選んでも直角三角形になります。
したがって、直角三角形は 個です。
(3)二等辺三角形の数(正三角形を含む)
正三角形はすでに4個あるので、正三角形でない二等辺三角形の数を考えます。
頂点を一つ固定して考えます。例えば、頂点1を固定します。
頂点1を頂点とする二等辺三角形は、残りの2頂点の距離が等しい必要があります。
頂点1から距離が等しい頂点は、(2, 12), (3, 11), (4, 10), (5, 9), (6, 8) の5組あります。
これが12個の頂点それぞれについて考えられるので、 個です。
ただし、この中には正三角形が含まれていません。
二等辺三角形の総数は、 個です。
3. 最終的な答え
ア:220
(1):4
(2):60
(3):64