1から10までの数字が書かれた10枚のカードが入った箱からカードを取り出す問題です。 (1) 4枚のカードを同時に取り出すとき、取り出したカードの最大値が7となる確率を求めます。 (2) 1枚ずつカードを取り出し、箱に戻すことを4回繰り返すとき、取り出したカードの最大値が7となる確率を求めます。

確率論・統計学確率組み合わせ最大値
2025/6/29

1. 問題の内容

1から10までの数字が書かれた10枚のカードが入った箱からカードを取り出す問題です。
(1) 4枚のカードを同時に取り出すとき、取り出したカードの最大値が7となる確率を求めます。
(2) 1枚ずつカードを取り出し、箱に戻すことを4回繰り返すとき、取り出したカードの最大値が7となる確率を求めます。

2. 解き方の手順

(1)
まず、1から10までの数字が書かれた10枚のカードから4枚を同時に取り出す場合の総数を計算します。これは、組み合わせの数で表され、10C4_{10}C_4 で計算できます。
10C4=10!4!6!=10×9×8×74×3×2×1=210_{10}C_4 = \frac{10!}{4!6!} = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 210
次に、4枚のカードの最大値が7となる場合の数を計算します。最大値が7ということは、7のカードは必ず含まれており、残りの3枚は1から6までの数字のカードから選ぶことになります。したがって、残りの3枚を選ぶ場合の数は 6C3_{6}C_3 で計算できます。
6C3=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_{6}C_3 = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
したがって、最大値が7となる確率は、
20210=221\frac{20}{210} = \frac{2}{21}
(2)
1枚ずつカードを取り出し、箱に戻すことを4回繰り返す場合、取り出したカードの数字の最大値が7となる確率を求めます。
まず、1回の試行で取り出したカードが7以下である確率は 710\frac{7}{10} です。したがって、4回とも7以下の数字が出る確率は (710)4(\frac{7}{10})^4 です。
(710)4=240110000(\frac{7}{10})^4 = \frac{2401}{10000}
次に、4回とも6以下の数字が出る確率は (610)4(\frac{6}{10})^4 です。
(610)4=129610000(\frac{6}{10})^4 = \frac{1296}{10000}
最大値が7となる確率は、4回とも7以下の数字が出る確率から、4回とも6以下の数字が出る確率を引けば求められます。
240110000129610000=110510000=2212000\frac{2401}{10000} - \frac{1296}{10000} = \frac{1105}{10000} = \frac{221}{2000}

3. 最終的な答え

(1) 221\frac{2}{21}
(2) 2212000\frac{221}{2000}

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