## 問題の内容

離散数学順列組み合わせ場合の数円順列
2025/6/29
## 問題の内容
問題2は、6人の生徒A, B, C, D, E, Fが丸いテーブルに着席する際の並び方について、以下の3つの場合を考慮して、それぞれの並び方の総数を求める問題です。
(1) AとBが隣り合う場合
(2) AとBが隣り合わない場合
(3) AとBが向かい合う場合
問題3は、1から5までの番号が付いた5つの箱があり、各箱に赤玉か白玉のどちらか一方を入れる場合について、以下の2つの場合を考慮して、入れ方の総数を求める問題です。
(ア) それぞれの箱に、赤玉か白玉のうち、いずれか1個ずつを入れる場合
(イ) それぞれの箱に、赤玉か白玉のうち、いずれか1個ずつを入れて、どの色の玉も必ずどれかの箱に入るようにする場合
## 解き方の手順
### 問題2
**(1) AとBが隣り合う場合**

1. AとBをひとまとめにして考えます。このひとまとめをXとします。

2. X, C, D, E, Fの5つを円形に並べる方法は $(5-1)! = 4! = 24$ 通りです。

3. Xの中でAとBの並び方がA,B もしくは B,A の2通りあります。

4. よって、AとBが隣り合う並び方は $24 \times 2 = 48$ 通りです。

**(2) AとBが隣り合わない場合**

1. 6人全員が円形に並ぶ方法は $(6-1)! = 5! = 120$ 通りです。

2. AとBが隣り合う並び方は(1)より48通りです。

3. AとBが隣り合わない並び方は、全体から隣り合う場合を引けば良いので、 $120 - 48 = 72$ 通りです。

**(3) AとBが向かい合う場合**

1. まずAを固定します。

2. Aの向かい側にBを置きます。Bの場所は1通りに決まります。

3. 残りの4人(C, D, E, F)を、残りの4つの席に並べる方法は $4! = 24$ 通りです。

### 問題3
**(ア) それぞれの箱に、赤玉か白玉のうち、いずれか1個ずつを入れる場合**

1. 各箱には、赤玉か白玉のどちらかを入れることができます。

2. 箱は全部で5つあるので、各箱について2通りの選択肢があります。

3. したがって、入れ方の総数は $2 \times 2 \times 2 \times 2 \times 2 = 2^5 = 32$ 通りです。

**(イ) それぞれの箱に、赤玉か白玉のうち、いずれか1個ずつを入れて、どの色の玉も必ずどれかの箱に入るようにする場合**

1. 全体の場合から、赤玉だけの場合と白玉だけの場合を除くことで求められます。

2. (ア)より、全体の場合は32通りです。

3. すべて赤玉の場合、白玉が一つも入っていないので条件に反します。これは1通りです。

4. すべて白玉の場合、赤玉が一つも入っていないので条件に反します。これは1通りです。

5. よって、 $32 - 1 - 1 = 30$ 通りです。

## 最終的な答え
### 問題2
(1) 48通り
(2) 72通り
(3) 24通り
### 問題3
(ア) 32通り
(イ) 30通り

「離散数学」の関連問題

与えられた集合について、名前を答えたり、要素を書き並べたり、部分集合を求めたり、共通部分や和集合を求めたり、補集合を求めたり、ある条件を満たす自然数の個数を求めたりする問題です。

集合部分集合共通部分和集合補集合自然数
2025/7/2

画像の問題16は、ある街の道路網が与えられ、点Aから点Bへ行く最短経路の数、点Cを通る最短経路の数、そして点Cを通り点Dを通らない最短経路の数を求める問題です。

組み合わせ最短経路組み合わせ論場合の数
2025/7/2

a, b, c, d, e の5文字から異なる3文字を取り出して1列に並べるとき、並べ方は何通りあるかを求める問題。

順列組み合わせ場合の数
2025/7/2

3つの集合 $A, B, C$ について、以下の2つの命題を示す問題です。 (1) $A$ と $C$ が対等 ($A \sim C$) かつ $A \subseteq B \subseteq C$ ...

集合論写像全単射単射ベルンシュタインの定理
2025/7/2

与えられた規則に従って数字1, 2, 3, 4から作られる数列について、以下の3つの問いに答えます。 (1) 数字の合計がnとなる数列の総数を$a_n$としたとき、$n \ge 5$に対して、$a_n...

数列漸化式組み合わせ辞書式順序
2025/7/2

(1) 集合 $X = \{a, b\}$ から集合 $Y = \{1, 2, 3, 4, 5\}$ への写像の総数と単射の総数を求める。 (2) $m \leq n$ のとき、集合 $X = \{1...

写像集合単射順列組み合わせ
2025/7/2

右図のような道のある地域で、点Pから点Qまで遠回りをせずに最短の道順で行く方法について、以下の問いに答える問題です。 (1) すべての道順は何通りか。 (2) Rを通る道順は何通りか。 (3) Rを通...

組み合わせ最短経路場合の数順列
2025/7/1

問題は以下の4つの場合の数を求める問題です。 (1) 色の異なる5個の玉を円形に並べる場合の数。 (2) 5個の玉を糸でつないで腕輪を作る場合の数。 (3) 8人をA, Bの2部屋に入れる場合の数。た...

場合の数順列円順列組み合わせ
2025/7/1

右の図のような道のある地域で、次の最短の道順は何通りあるか。 (1) AからBまで行く。 (2) AからCを通ってBまで行く。 (3) AからCを通らずにBまで行く。

組み合わせ最短経路場合の数数え上げ
2025/7/1

7個の数字 1, 1, 2, 2, 2, 3, 4 をすべて使って7桁の整数を作るとき、作れる整数の個数を求めます。

順列組み合わせ重複順列場合の数
2025/7/1