関数 $y=ax^2$ 上に2点A, Bがある。点Aの座標は$(-2, 2)$、点Bの$x$座標は4である。 (1) $a$の値を求める。 (2) 点Bの座標を求める。 (3) 2点A, Bを通る直線の式を求める。 (4) $\triangle OAB$の面積を求める。ただし、座標の1目盛りを1cmとする。

代数学二次関数座標平面三角形の面積直線の式
2025/6/29

1. 問題の内容

関数 y=ax2y=ax^2 上に2点A, Bがある。点Aの座標は(2,2)(-2, 2)、点Bのxx座標は4である。
(1) aaの値を求める。
(2) 点Bの座標を求める。
(3) 2点A, Bを通る直線の式を求める。
(4) OAB\triangle OABの面積を求める。ただし、座標の1目盛りを1cmとする。

2. 解き方の手順

(1) 点Aの座標(2,2)(-2, 2)y=ax2y=ax^2に代入して、aaの値を求める。
2=a(2)22 = a(-2)^2
2=4a2 = 4a
a=24=12a = \frac{2}{4} = \frac{1}{2}
(2) 点Bのxx座標は4なので、y=12x2y = \frac{1}{2}x^2x=4x=4を代入して、yy座標を求める。
y=12(4)2=12(16)=8y = \frac{1}{2}(4)^2 = \frac{1}{2}(16) = 8
よって、点Bの座標は(4,8)(4, 8)
(3) 2点A(2,2)(-2, 2)、B(4,8)(4, 8)を通る直線の式を求める。
直線の傾きは824(2)=66=1\frac{8-2}{4-(-2)} = \frac{6}{6} = 1
直線の式をy=x+by = x + bとおき、点Aの座標を代入する。
2=2+b2 = -2 + b
b=4b = 4
よって、直線の式はy=x+4y = x + 4
(4) OAB\triangle OABの面積を求める。
直線ABの式はy=x+4y = x + 4なので、この直線と原点Oとの距離を求める。
原点と直線ax+by+c=0ax + by + c = 0との距離はca2+b2\frac{|c|}{\sqrt{a^2+b^2}}で求められる。
直線の式をxy+4=0x - y + 4 = 0と変形すると、原点と直線の距離は412+(1)2=42=422=22\frac{|4|}{\sqrt{1^2+(-1)^2}} = \frac{4}{\sqrt{2}} = \frac{4\sqrt{2}}{2} = 2\sqrt{2}
線分ABの長さを計算する。
AB=(4(2))2+(82)2=62+62=36+36=72=62AB = \sqrt{(4-(-2))^2 + (8-2)^2} = \sqrt{6^2 + 6^2} = \sqrt{36+36} = \sqrt{72} = 6\sqrt{2}
この三角形を直接計算するのは難しい。
そこで、点A, Bからx軸に垂線を下ろし、それぞれの交点をC, Dとする。
すると、台形ACDBの面積から、ACO\triangle ACOの面積とBDO\triangle BDOの面積を引けば良い。
台形ACDBの面積は2+82(4(2))=56=30\frac{2+8}{2} * (4-(-2)) = 5 * 6 = 30
ACO\triangle ACOの面積は1222=2\frac{1}{2} * 2 * 2 = 2
BDO\triangle BDOの面積は1248=16\frac{1}{2} * 4 * 8 = 16
OAB=30216=12\triangle OAB = 30 - 2 - 16 = 12

3. 最終的な答え

(1) a=12a = \frac{1}{2}
(2) B(4, 8)
(3) y=x+4y = x + 4
(4) OAB=12 cm2\triangle OAB = 12 \ cm^2

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