1. 問題の内容
不等式 を解け。
2. 解き方の手順
絶対値を含む不等式なので、場合分けをして解く。
場合分けの基準は絶対値の中身が正になるか負になるかである。
絶対値記号の中身が0になる の値は と なので、
, , の3つの場合に分けて考える。
(1) のとき
かつ なので、 かつ である。
したがって、与えられた不等式は となる。
これを解くと、 , , となる。
しかし、これはを満たさないので、この場合は解なし。
(2) のとき
かつ なので、 かつ である。
したがって、与えられた不等式は となる。
これを解くと、 , となる。
と の共通範囲は である。
(3) のとき
かつ なので、 かつ である。
したがって、与えられた不等式は となる。
これを解くと、 , となる。
と の共通範囲は である。
(1), (2), (3) より、解は または である。
これらを合わせると となる。