初項 $a_1 = -2$ であり、漸化式 $a_{n+1} = 4a_n + 9$ ($n = 1, 2, 3, \dots$) で定義される数列 $\{a_n\}$ の一般項を求める問題です。

代数学数列漸化式等比数列一般項
2025/6/29

1. 問題の内容

初項 a1=2a_1 = -2 であり、漸化式 an+1=4an+9a_{n+1} = 4a_n + 9 (n=1,2,3,n = 1, 2, 3, \dots) で定義される数列 {an}\{a_n\} の一般項を求める問題です。

2. 解き方の手順

与えられた漸化式を解くために、まず特性方程式を考えます。
特性方程式を x=4x+9x = 4x + 9 とおき、これを解きます。
x=4x+9x = 4x + 9 を整理すると、3x=9-3x = 9 となり、x=3x = -3 が得られます。
次に、漸化式を変形します。
an+1=4an+9a_{n+1} = 4a_n + 9 の両辺から 3-3 を引くと、
an+1(3)=4an+9(3)a_{n+1} - (-3) = 4a_n + 9 - (-3)
an+1+3=4an+12a_{n+1} + 3 = 4a_n + 12
an+1+3=4(an+3)a_{n+1} + 3 = 4(a_n + 3)
ここで、bn=an+3b_n = a_n + 3 とおくと、bn+1=4bnb_{n+1} = 4b_n となります。
これは、数列 {bn}\{b_n\} が公比 4 の等比数列であることを示しています。
初項 b1b_1 は、b1=a1+3=2+3=1b_1 = a_1 + 3 = -2 + 3 = 1 です。
したがって、bn=b14n1=14n1=4n1b_n = b_1 \cdot 4^{n-1} = 1 \cdot 4^{n-1} = 4^{n-1} となります。
最後に、bn=an+3b_n = a_n + 3 より、an=bn3a_n = b_n - 3 なので、
an=4n13a_n = 4^{n-1} - 3 が数列 {an}\{a_n\} の一般項となります。

3. 最終的な答え

an=4n13a_n = 4^{n-1} - 3

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