パスカルの三角形に関連する数列 $\{a_n\}$ について、以下の問題を解く。 (1) 数列 $\{a_n\}$ の一般項を組合せの記号 $C$ と自然数 $n$ を使って表す。 (2) $S_n = \sum_{k=1}^n a_k$ を求める。 (3) $\sum_{k=1}^n \frac{1}{a_k}$ を求める。 (4) 初項が 1 の数列 $\{b_n\}$ は、階差数列 $\{a_{n+1}\}$ をもつ。初項が 1 の数列 $\{c_n\}$ は、階差数列 $\{b_{n+1}\}$ をもつ。数列 $\{c_n\}$ の一般項を自然数 $n$ を用いて表す。
2025/6/29
1. 問題の内容
パスカルの三角形に関連する数列 について、以下の問題を解く。
(1) 数列 の一般項を組合せの記号 と自然数 を使って表す。
(2) を求める。
(3) を求める。
(4) 初項が 1 の数列 は、階差数列 をもつ。初項が 1 の数列 は、階差数列 をもつ。数列 の一般項を自然数 を用いて表す。
2. 解き方の手順
(1) 数列 は、4段目の左端の「1」から、5段目の左から2番目の「4」の方向にまっすぐ引いた直線上の数列である。これは、3, 6, 10, 15, ... である。これは、パスカルの三角形における組合せの記号で表すと、 となる。ただし、 である。 は定義されていないため、 としたほうが数列の規則に沿う可能性が高い。
として とおくと、, , , となる。
(2) を求める。
(3)
(4) , , ,
, なので、
. なので、 となる。
.
.
.
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)
.
数列 の一般項を求めましょう。