$0 \le \theta < 2\pi$ のとき、方程式 $\sin\theta + \cos\theta = 1$ を解く。

代数学三角関数方程式三角関数の合成解の範囲
2025/6/29

1. 問題の内容

0θ<2π0 \le \theta < 2\pi のとき、方程式 sinθ+cosθ=1\sin\theta + \cos\theta = 1 を解く。

2. 解き方の手順

sinθ+cosθ=1\sin\theta + \cos\theta = 1 を変形するために、左辺を合成する。
sinθ+cosθ=2sin(θ+π4)\sin\theta + \cos\theta = \sqrt{2}\sin(\theta + \frac{\pi}{4}) である。
したがって、
2sin(θ+π4)=1\sqrt{2}\sin(\theta + \frac{\pi}{4}) = 1
sin(θ+π4)=12\sin(\theta + \frac{\pi}{4}) = \frac{1}{\sqrt{2}}
ここで、t=θ+π4t = \theta + \frac{\pi}{4} とおくと、0θ<2π0 \le \theta < 2\pi より、π4t<2π+π4\frac{\pi}{4} \le t < 2\pi + \frac{\pi}{4} となる。
sint=12\sin t = \frac{1}{\sqrt{2}} を満たす tt は、
t=π4,3π4,2π+π4t = \frac{\pi}{4}, \frac{3\pi}{4}, 2\pi + \frac{\pi}{4}
したがって、θ+π4=π4,3π4\theta + \frac{\pi}{4} = \frac{\pi}{4}, \frac{3\pi}{4}
θ=0,π2\theta = 0, \frac{\pi}{2}
念のため、t=2π+π4t = 2\pi + \frac{\pi}{4} の場合も考慮する。
θ+π4=2π+π4\theta + \frac{\pi}{4} = 2\pi + \frac{\pi}{4}
θ=2π\theta = 2\pi となるが、0θ<2π0 \le \theta < 2\pi であるので、これは解ではない。
よって、解は θ=0,π2\theta = 0, \frac{\pi}{2}

3. 最終的な答え

θ=0,π2\theta = 0, \frac{\pi}{2}

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