点 $(2, 1)$ から直線 $kx + y + 1 = 0$ に下ろした垂線の長さが $\sqrt{3}$ であるとき、定数 $k$ の値を求める問題です。

代数学点と直線の距離二次方程式平方根絶対値
2025/6/30

1. 問題の内容

(2,1)(2, 1) から直線 kx+y+1=0kx + y + 1 = 0 に下ろした垂線の長さが 3\sqrt{3} であるとき、定数 kk の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

点と直線の距離の公式を利用します。点 (x0,y0)(x_0, y_0) と直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 の距離 dd は、次の式で与えられます。
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
今回の問題では、点 (x0,y0)=(2,1)(x_0, y_0) = (2, 1)、直線 ax+by+c=kx+y+1=0ax + by + c = kx + y + 1 = 0、距離 d=3d = \sqrt{3} です。
したがって、次の式が成り立ちます。
3=k(2)+1+1k2+12\sqrt{3} = \frac{|k(2) + 1 + 1|}{\sqrt{k^2 + 1^2}}
これを解いて kk の値を求めます。
まず、両辺を2乗します。
3=(2k+2)2k2+13 = \frac{(2k + 2)^2}{k^2 + 1}
両辺に k2+1k^2 + 1 を掛けます。
3(k2+1)=(2k+2)23(k^2 + 1) = (2k + 2)^2
3k2+3=4k2+8k+43k^2 + 3 = 4k^2 + 8k + 4
移項して整理します。
0=k2+8k+10 = k^2 + 8k + 1
この2次方程式を解の公式を使って解きます。
k=b±b24ac2ak = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
k=8±824(1)(1)2(1)k = \frac{-8 \pm \sqrt{8^2 - 4(1)(1)}}{2(1)}
k=8±6442k = \frac{-8 \pm \sqrt{64 - 4}}{2}
k=8±602k = \frac{-8 \pm \sqrt{60}}{2}
k=8±2152k = \frac{-8 \pm 2\sqrt{15}}{2}
k=4±15k = -4 \pm \sqrt{15}

3. 最終的な答え

k=4+15,415k = -4 + \sqrt{15}, -4 - \sqrt{15}

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