数列の問題を解く上で適切でないものを選択する問題です。選択肢は以下の通りです。 ア:等差数列の和は、初項と末項と項数を用いて求めることができる。 イ:等比数列の和は、初項と公比と項数を用いて求めることができる。 ウ:ある数列$\{a_n\}$の階差数列$\{b_n\}$が等差数列や等比数列など和を求めることができる数列の場合、階差数列の和を利用して、その数列$\{a_n\}$の一般項を求めることができる。 エ:分数で表された数列は、分母と分子に対して、$\sum$を用いた和の公式を利用して求めることができる。
2025/6/30
1. 問題の内容
数列の問題を解く上で適切でないものを選択する問題です。選択肢は以下の通りです。
ア:等差数列の和は、初項と末項と項数を用いて求めることができる。
イ:等比数列の和は、初項と公比と項数を用いて求めることができる。
ウ:ある数列の階差数列が等差数列や等比数列など和を求めることができる数列の場合、階差数列の和を利用して、その数列の一般項を求めることができる。
エ:分数で表された数列は、分母と分子に対して、を用いた和の公式を利用して求めることができる。
2. 解き方の手順
各選択肢について検討します。
* **ア:** 等差数列の和 は、初項 、末項 、項数 を用いて、 と表せるので正しい。
* **イ:** 等比数列の和 は、初項 、公比 、項数 を用いて、 と表せるので正しい。
* **ウ:** 数列 の階差数列 が与えられたとき、 (n >= 2) によって、数列 の一般項を求めることができます。が等差数列や等比数列であれば、その和を求めることができるので、の一般項を求めることができる。よって正しい。
* **エ:** 分数で表された数列において、分母や分子が複雑な場合、それぞれに対してを用いた和の公式を適用することが常に可能とは限りません。例えば、のような数列に対して、単純に分母と分子にの公式を適用することはできません。部分分数分解など、他の手法が必要となる場合もあります。したがって、これは適切ではありません。
3. 最終的な答え
エ