与えられた連立一次方程式を掃き出し法(消去法)を用いて解く問題です。ここでは以下の3つの連立方程式を解きます。 (1) $\begin{cases} x + 3y = 7 \\ 3x + 8y = 18 \end{cases}$ (2) $\begin{cases} x + 2y = 3 \\ 4x + 8y = 12 \end{cases}$ (3) $\begin{cases} x + 2y = 3 \\ 4x + 8y = 15 \end{cases}$
2025/6/30
1. 問題の内容
与えられた連立一次方程式を掃き出し法(消去法)を用いて解く問題です。ここでは以下の3つの連立方程式を解きます。
(1)
(2)
(3)
2. 解き方の手順
(1)
係数行列と定数項を並べた拡大係数行列を作成します。
2行目から1行目の3倍を引きます。
2行目を-1倍します。
1行目から2行目の3倍を引きます。
よって、, 。
(2)
係数行列と定数項を並べた拡大係数行列を作成します。
2行目から1行目の4倍を引きます。
この連立方程式は、 となります。 とおくと、 となります。
(3)
係数行列と定数項を並べた拡大係数行列を作成します。
2行目から1行目の4倍を引きます。
この連立方程式は、 と を意味します。2つ目の式は となり、これはありえないので、この連立方程式は解を持ちません。
3. 最終的な答え
(1) ,
(2) (tは任意の実数)
(3) 解なし