与えられた数列の極限をそれぞれ求める問題です。数列は以下の4つです。 (1) $2n$ (2) $\frac{1}{n}$ (3) $-n^2$ (4) $1+(-1)^n$

解析学数列極限収束発散
2025/6/30

1. 問題の内容

与えられた数列の極限をそれぞれ求める問題です。数列は以下の4つです。
(1) 2n2n
(2) 1n\frac{1}{n}
(3) n2-n^2
(4) 1+(1)n1+(-1)^n

2. 解き方の手順

各数列について、nnを限りなく大きくしたとき、数列の値がどうなるかを考えます。
(1) 2n2n の場合:
nnが大きくなるにつれて2n2nも大きくなるため、正の無限大に発散します。
(2) 1n\frac{1}{n} の場合:
nnが大きくなるにつれて1n\frac{1}{n}は0に近づきます。
(3) n2-n^2 の場合:
nnが大きくなるにつれてn2-n^2は負の方向に大きくなるため、負の無限大に発散します。
(4) 1+(1)n1+(-1)^n の場合:
nnが偶数のとき、(1)n=1(-1)^n = 1なので、1+(1)n=1+1=21+(-1)^n = 1+1 = 2となります。
nnが奇数のとき、(1)n=1(-1)^n = -1なので、1+(1)n=11=01+(-1)^n = 1-1 = 0となります。
したがって、数列は2と0を交互にとるため、極限は存在しません(振動します)。

3. 最終的な答え

(1) 正の無限大に発散
(2) 0に収束
(3) 負の無限大に発散
(4) 極限なし(振動)

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