与えられた対数方程式 $\log_3(2x-1) + \log_3(2x+1) = 3$ を解いて、$x$の値を求める。

代数学対数対数方程式方程式真数条件
2025/3/31

1. 問題の内容

与えられた対数方程式 log3(2x1)+log3(2x+1)=3\log_3(2x-1) + \log_3(2x+1) = 3 を解いて、xxの値を求める。

2. 解き方の手順

まず、対数の和の公式を使って左辺をまとめます。loga(M)+loga(N)=loga(MN)\log_a(M) + \log_a(N) = \log_a(MN)より、
log3(2x1)+log3(2x+1)=log3((2x1)(2x+1))\log_3(2x-1) + \log_3(2x+1) = \log_3((2x-1)(2x+1))
したがって、与えられた方程式は
log3((2x1)(2x+1))=3\log_3((2x-1)(2x+1)) = 3
となります。
ここで、対数の定義より、aloga(x)=xa^{\log_a(x)} = xを利用して、
(2x1)(2x+1)=33(2x-1)(2x+1) = 3^3
と書き換えることができます。左辺を展開すると、
4x21=274x^2 - 1 = 27
4x2=284x^2 = 28
x2=7x^2 = 7
x=±7x = \pm\sqrt{7}
ここで、元の対数方程式の真数条件より、2x1>02x-1>0かつ2x+1>02x+1>0でなければなりません。すなわち、x>12x>\frac{1}{2}かつx>12x>-\frac{1}{2}が必要なので、x>12x>\frac{1}{2}である必要があります。
x=7x = \sqrt{7}のとき、x2.65>12x \approx 2.65 > \frac{1}{2}を満たします。
x=7x = -\sqrt{7}のとき、x2.65<12x \approx -2.65 < \frac{1}{2}を満たしません。
したがって、x=7x = \sqrt{7}のみが解となります。

3. 最終的な答え

x=7x = \sqrt{7}

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