$0 \le x \le 2\pi$ の範囲で、以下の各関数の極値を求めます。 (1) $f(x) = \sin 2x - 2\cos x$ (2) $f(x) = \sin x (1 + \cos x)$ (3) $f(x) = \sin^2 x - \cos x$ (4) $f(x) = e^{-x} \sin x$
2025/6/30
## 解答
1. 問題の内容
の範囲で、以下の各関数の極値を求めます。
(1)
(2)
(3)
(4)
2. 解き方の手順
各関数について、以下の手順で極値を求めます。
1. 導関数 $f'(x)$ を計算する。
2. $f'(x) = 0$ となる $x$ を求める(臨界点)。
3. $f'(x)$ の符号の変化を調べることで、各臨界点が極大値を与えるか極小値を与えるかを判断する。
4. 極大値、極小値、および定義域の端点における $f(x)$ の値を計算する。
### (1)
1. 導関数
倍角の公式より なので、
2. $f'(x) = 0$ となる $x$
または
または
の範囲で、 となる は 。 となる は 。
3. 符号の変化
が の手前では 、 が の後では 。よって、 で極大値。
が の手前では 、 が の後では 。よって、 で極小値。
が の手前では 、 が の後でも となることはないので、 で極値をとることはない。
4. 極値の計算
したがって、極大値は で 、極小値は で 。
### (2)
1. 導関数
2. $f'(x) = 0$ となる $x$
または
または
の範囲で、 となる は 。 となる は 。
3. 符号の変化
が の手前では 、 が の後では 。よって、 で極大値。
が の手前では 、 が の後では 。よって、 で極小値。
が の手前では 、 が の後でも となることはないので、 で極値をとることはない。
4. 極値の計算
したがって、極大値は で 、極小値は で 。
### (3)
1. 導関数
2. $f'(x) = 0$ となる $x$
または
または
の範囲で、 となる は 。 となる は 。
3. 符号の変化
の近くでは、 は正から負へ変化するので、で極大。
の近くでは、 は正から負へ変化するので、で極大。
の近くでは、 は負から正へ変化するので、で極小。
の近くでは、 は負から正へ変化するので、で極小。
の近くでは、 は正から負へ変化するので、で極大。
4. 極値の計算
したがって、極大値は で 、 で 、極小値は で 。
### (4)
1. 導関数
2. $f'(x) = 0$ となる $x$
なので、、つまり 。
の範囲で、 となる は 。
3. 符号の変化
が の手前では 、 が の後では 。よって、 で極大値。
が の手前では 、 が の後では 。よって、 で極小値。
4. 極値の計算
したがって、極大値は で 、極小値は で 。
3. 最終的な答え
(1) 極大値: で 、極小値: で
(2) 極大値: で 、極小値: で
(3) 極大値: で 、 で 、極小値: で
(4) 極大値: で 、極小値: で