各関数について、積の微分法、合成関数の微分法などを適切に用いて微分を行います。
(1) ((x2−1)(x3+1))′ 積の微分法 (uv)′=u′v+uv′ を用います。 u=x2−1, v=x3+1 とおくと、u′=2x, v′=3x2 となります。 (u′v+uv′)=2x(x3+1)+(x2−1)3x2=2x4+2x+3x4−3x2=5x4−3x2+2x 積の微分法 (uv)′=u′v+uv′ を用います。 u=x, v=ex とおくと、u′=1, v′=ex となります。 (u′v+uv′)=1⋅ex+x⋅ex=ex+xex=(x+1)ex (3) (xcosx)′ 積の微分法 (uv)′=u′v+uv′ を用います。 u=x, v=cosx とおくと、u′=1, v′=−sinx となります。 (u′v+uv′)=1⋅cosx+x⋅(−sinx)=cosx−xsinx (4) ((x+1)(x+2)(x+3))′ まず、w=(x+1)(x+2)(x+3)を展開します。 w=(x+1)(x2+5x+6)=x3+5x2+6x+x2+5x+6=x3+6x2+11x+6 次に、微分します。
w′=3x2+12x+11 (5) (exsinx)′ 積の微分法 (uv)′=u′v+uv′ を用います。 u=ex, v=sinx とおくと、u′=ex, v′=cosx となります。 (u′v+uv′)=exsinx+excosx=ex(sinx+cosx) (6) ((x2+1)sinx)′ 積の微分法 (uv)′=u′v+uv′ を用います。 u=x2+1, v=sinx とおくと、u′=2x, v′=cosx となります。 (u′v+uv′)=2xsinx+(x2+1)cosx=2xsinx+x2cosx+cosx (7) (xln∣x∣)′ 積の微分法 (uv)′=u′v+uv′ を用います。 u=x, v=ln∣x∣ とおくと、u′=1, v′=x1 となります。 (u′v+uv′)=1⋅ln∣x∣+x⋅x1=ln∣x∣+1