$a > b$ かつ $c < d$ のとき、$a - c > b - d$ が成り立つことを証明する。

代数学不等式証明代数
2025/6/30

1. 問題の内容

a>ba > b かつ c<dc < d のとき、ac>bda - c > b - d が成り立つことを証明する。

2. 解き方の手順

まず、a>ba > b であることから、ab>0a - b > 0 が成り立つ。
次に、c<dc < d であることから、cd<0c - d < 0 が成り立つ。
この不等式の両辺に 1-1 をかけると、c>d-c > -d となる。
したがって、c+d>0 -c + d > 0 となる。
ab>0a - b > 0c+d>0-c + d > 0 の2つの不等式を足し合わせると、
(ab)+(c+d)>0+0(a - b) + (-c + d) > 0 + 0 となる。
これを整理すると、abc+d>0a - b - c + d > 0 となる。
さらに変形すると、ac>bda - c > b - d となる。
したがって、a>ba > b かつ c<dc < d のとき、ac>bda - c > b - d が成り立つ。

3. 最終的な答え

ac>bda - c > b - d

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